【映画まとめ】10月7、8日公開 映画紹介&予告編 「HiGH&LOW THE RED RAIN」「ジェイソン・ボーン」「少女」「グッドモーニングショー」「淵に立つ」

「HiGH&LOW THE RED RAIN」 斎藤工も参戦 「雨宮兄弟」の過去に隠された秘密とは?

登坂広臣が叫ぶ!TAKAHIRO&斎藤工と三兄弟に 映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」本予告映像

 「EXILE TRIBE」によるプロジェクト「HiGH&LOW」の映画第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」(山口雄大監督)が10月8日に公開される。EXILE TAKAHIROさんと「三代目 J Soul Brothers(三代目JSB)」の登坂広臣さんが演じてきた人気キャラクター「雨宮兄弟」が主人公で、長男の尊龍(たける)役で俳優の斎藤工さんも出演。これまで明らかにされてこなかった兄弟の過去も描かれる。

 「HiGH&LOW」は、ドラマや映画、SNS、配信、マンガ、オリジナルベストアルバム、ライブなどが連動したプロジェクトで、「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」の五つのチームが拮抗(きっこう)するSWORD地区を舞台に、男たちのプライドをかけた壮絶な戦いや仲間との友情、絆などを描いてきた。

 テレビシリーズや映画第1弾「HiGH&LOW THE MOVIE」を経て今回、公開される「THE RED RAIN」は、かつて「SWORD地区」一帯を圧倒的な力で支配していたチーム「ムゲン」と並び最強と称された「雨宮兄弟」。次男の雅貴(TAKAHIROさん)と三男の広斗(登坂さん)は、1年前に姿を消した兄の尊龍(斎藤さん)を捜し続けていた。両親の命日に消えた尊龍が現れることを期待していたが、そこに現れたのは尊龍の行方の手がかりを知る少女・愛華(吉本実優さん)。愛華は、SWORD地区・カジノ推進派と手を組み裏で暗躍する上園会の上園(石黒賢さん)にとって命取りとなる機密情報の入ったUSBメモリを弁護士の父から託され、命からがら逃げていたところ、“復讐(ふくしゅう)”のため上園会に潜入していた尊龍に助けられたという。さらに雅貴と広斗に、尊龍がUSBを持って愛華の前からも姿を消してしまったことを伝えるが……というストーリー。

 尊龍の行方を追う中で、兄弟の過去に隠された秘密が徐々に明らかにされていく。前作とは異なるヒューマンタッチの作品で、ロードムービー的な趣もある。これまで戦闘サイボーグのようにクール一辺倒だった三男の広斗さえも時に感情をあらわにし、次男の雅貴もチャラさを抑え気味でシリアスな一面を披露するなど、「雨宮兄弟」ファンなら2人の新たな一面を見られる点でも必見だ。惜しむらくは斎藤さん扮(ふん)する長男の尊龍の出番が思っていたよりも少なく、雅貴と広斗よりもさらに上をいく“最強ぶり”は最後までなりを潜めることになるが、海外ロケにより実現した異国情緒あふれる風景の中、繰り広げられる3人の熱い絆の物語を最後まで楽しめるだろう。

 「HiGH&LOW THE RED RAIN」は8日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(山岸睦郎/MANTAN)

「ジェイソン・ボーン」人気シリーズ10年ぶりの復活 浮上する新たな謎

ジェイソン・ボーンの父親の存在も… 映画「ジェイソン・ボーン」30秒トレーラー

 米俳優マット・デイモンさん主演の映画「ジェイソン・ボーン」(ポール・グリーングラス監督)が10月7日に公開される。「ボーン・アイデンティティ」(2002年)、「ボーン・スプレマシー」(04年)、「ボーン・アルティメイタム」(07年)の3部作で完結したシリーズが、約10年ぶりに復活。トミー・リー・ジョーンズさんがCIA長官に扮(ふん)するほか、「リリーのすべて」(15年)で米アカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ビキャンデルさん、仏俳優バンサン・カッセルさんらが出演。オリジナルメンバーのジュリア・スタイルズさんも姿を見せる。

 CIAの極秘プログラム「トレッドストーン計画」を暴き、CIAの監視網から姿を消していたボーンの前に、元同僚のニッキー・パーソンズ(スタイルズさん)が現れる。彼女は、CIAのサーバーをハッキングし、入手したある機密情報を持っており、そこにはトレッドストーン計画に、今は亡きボーンの父親が関わっていたことが記されていた。ハッキングに気付いたCIA長官デューイ(ジョーンズさん)は、ニッキーがボーンと接触を図るとにらみ、2人の元に殺し屋(カッセルさん)を差し向ける。一方、女性エージェントのヘザー・リー(ビキャンデルさん)は、ボーンをCIAに引き戻そうと、彼との接触を試みる……というストーリー。

 前作で、自分の本名がデビッド・ウエッブであり、自ら志願してCIAの暗殺者になったことを突き止めたボーンだったが、今作では、なぜ彼がその道を選んだのかという新たなミステリーが浮上する。その謎が、ボーンの父の存在とともに描かれていく。とはいえ、新たなシリーズの導入部という位置づけなのか、今作のストーリーに前3作ほどの複雑さはなく、むしろ、アクションシーンに見どころの比重が置かれている。ニッキーが極秘ファイルを盗み出す冒頭から、アテネでボーンとニッキーが暴動をかいくぐりバイクを疾走させるシーン、さらにラスベガスのクライマックスに至るまで、緊張感を緩ませることなく見せ切るグリーングラス監督の演出とバリー・アクロイドさんのカメラワークはさすがだ。とりわけ、何台もの車がクラッシュし、取り壊しが決定していたホテルまでもぶち壊してしまうラスベガスのハイライトシーンは壮絶で、お陰で、見終わったときはかなりの疲労感に見舞われた。前作までを見た上での鑑賞をおすすめするが、今作から見ても十分楽しめるはずだ。7日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で公開。 (りんたいこ/フリーライター)

「少女」本田翼と山本美月が闇を抱えた女子高生役で新境地 死への好奇心の行く先は…

本田翼&山本美月、湊かなえ原作映画で共演 「少女」本予告編

 小説家の湊かなえさんのベストセラー小説を映画化した「少女」(三島有紀子監督)が10月8日に公開される。「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望にとらわれた2人の女子高生の衝撃的な夏休みを描くミステリー作品で、モデルで女優の本田翼さんと山本美月さんが2人のヒロインを演じている。ほかには真剣佑さん、佐藤玲さん、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さん、「SMAP」の稲垣吾郎さんらが出演。青春とミステリーが融合する原作の世界観を、「繕い裁つ人」(2015年)などの三島監督が美しくも刺激的な映像で描き出した。

 高校2年生の夏休みに入る少し前、由紀(本田さん)は、転校生の紫織(佐藤さん)が「親友の死体を見たことがある」と自慢げに話しているのを聞き、言い知れぬ違和感とちょっとしたうらやましさを感じ、人が死ぬ瞬間を見たいと思うようになる。そして夏休み、由紀は小児科病棟でボランティアを始め、残酷にも短い生命を終えようとしている少年らに近づき、自らの思いを遂げようとする。一方、由紀の親友である敦子(山本さん)も、いじめに遭い生きる気力を失いかけていたが、人が死ぬ瞬間を見れば生きる勇気を持てるのではと考え、由紀には告げずに老人ホームでのボランティアに出かける……というストーリー。

 予告編やヒロインの人物像からは、心に闇を抱えた2人の少女によるダークなドラマを想像してしまうが、物語が進むにつれて意外な事実が次々と発覚していくなど、湊さんの原作ならではのミステリー要素もふんだんに盛り込まれ、息つく間もなく最後まで夢中で見てしまった。原作では冒頭で語られるある少女の遺言について、クライマックスで誰が書いたか明かされるのだが、映画という映像でどのような表現になるのだろうかと思っていたら、ある心憎い演出がされていた。原作の世界観を再現しつつも、映画ならではの独特な雰囲気が醸し出されていて、その中で、普段は明るいキャラクターを演じることが多い本田さんと山本さんの2人が、繊細で複雑な内面を抱えた女子高生を好演している。この作品で2人が新境地を開いたことは間違いない。8日から丸の内TOEI(東京都中央区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

「グッドモーニングショー」 中井貴一が災難に巻き込まれる落ち目のキャスターを好演

中井貴一が主演 映画「グッドモーニングショー」予告編

 俳優の中井貴一さんの主演映画「グッドモーニングショー」(君塚良一監督)が10月8日に公開される。中井さん演じるワイドショーのメインキャスター・澄田真吾の災難だらけの一日を描くコメディーで、「踊る大捜査線」シリーズの脚本などで知られる君塚監督がメガホンをとった。女優の長澤まさみさんが澄田と付き合っていると勘違いしている女子アナを演じているほか、志田未来さん、濱田岳さん、吉田羊さん、松重豊さんら豪華キャストが出演。時任三郎さんが連続ドラマ「ふぞろいの林檎たち4」(TBS系)以来、19年ぶりに中井さんと共演したことも話題だ。

 澄田真吾(中井さん)は、かつて報道番組のエースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートで非難を浴び番組を降板。現在は、同期入社のプロデューサー石山聡(時任さん)に拾われ、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスターを務めている。ある日、澄田は自分と付き合っていると思い込んでいるサブキャスターの小川圭子(長澤さん)から、交際を生放送中に発表しようと迫られる。さらに石山からは番組の打ち切りを告げられてしまう。そんなとき番組スタート直後、東京都内で銃を持った男(濱田さん)の立てこもり事件が発生し、なぜか犯人から指名された澄田は渋々現場に向かうが……というストーリー。

 テレビ番組には欠かせないワイドショーのメインキャスターが主人公なだけに、普段は見ることができない放送前の慌ただしさや、情報番組と報道番組とのいざこざや微妙な人間関係、視聴率競争といった業界ならではの裏事情などが垣間見られ、職業もの的な一面もあり、とても興味深い。だからといって物語の流れと関係なく豆知識のようにエピソードが差し込まれるのではなく、映画を見ていると、それらの要素がテンポよくしっかりと本筋で描かれ、キャストの絶妙な間合いで自然と引き込まれていく。今作の最大の見せ場である立てこもり事件現場からの中継シーンは見応え抜群で、中井さんと濱田さんの演技の合戦は圧巻だ。リアリティーとファンタジーが絶妙なバランスで配されており、笑いやちょっとした感動をもって、軽い気持ちで楽しめホロリとさせられる。8日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

「お父さんと伊藤さん」新婚・上野樹里が等身大の女性を伸び伸び演じた リリー、藤竜也との化学反応が心地よい

上野樹里&リリー・フランキーが出演 映画「お父さんと伊藤さん」予告編

 女優の上野樹里さんの3年ぶりの主演映画「お父さんと伊藤さん」(タナダユキ監督)が10月8日に公開される。上野さん演じる34歳の彩が20歳年上の彼氏、伊藤さん(リリー・フランキーさん)と同居しているアパートに、彩の74歳のお父さん(藤竜也さん)が転がり込み、3人の不思議な共同生活が始まる……という展開。今年5月にロックバンド「トライセラトップス」の和田唱さんとの結婚を発表した上野さんが、現代を生きる等身大の女性を自然体で伸び伸びと演じている。

 「お父さんと伊藤さん」は中澤日菜子さんの小説が原作。「百万円と苦虫女」(2008年)や「四十九日のレシピ」(13年)などで知られるタナダ監督が映画化した。書店でアルバイトをしながら気ままに暮らす34歳の彩(上野さん)は、給食センターでアルバイトする20歳年上のバツイチの伊藤さん(リリー・フランキーさん)と交際中で、小さな古アパートに同居していた。そんな慎ましくも穏やかに暮らす2人のもとに突然、息子の家を追い出された彩の父親(藤さん)が転がり込む。3人の奇妙な共同生活がスタートするが……というストーリー。脚本は「四十九日のレシピ」の黒沢久子さんが手がけた。エンディングテーマはユニコーンの「マイホーム」。

 上野さんの自然な演技に加え、飄々(ひょうひょう)とした雰囲気の伊藤さんをいまや日本映画に欠かせない存在の個性派俳優リリー・フランキーさんがこれまた肩の力が抜けた雰囲気で好演。ベテランの藤さんは、逆に元教師のがんこオヤジを徹底した役作りで完璧に仕上げている。ちょっとした事件も起こるが、それに対する3人それぞれの演技が心地よい化学反応を起こしている。また結婚や人生、老後など現代社会への問題提起をさりげなく盛り込んでいて、楽しく見ながらも少し考えさせられた。小物などこまやかなところまで気配りが行き届いた映像で、「さすがはタナダ監督」とうならされた。この映画の最大の謎、お父さんが大事にしていた箱の中身の意味は……? 見た人がそれぞれ答えを考えてほしい。8日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(細田尚子/MANTAN)

「淵に立つ」世の夫婦の残念な見本? 浅野演じる男の出現でむしばまれていく家族

浅野忠信が主演 映画「淵に立つ」予告編

 俳優の浅野忠信さん主演の映画「淵に立つ」(深田晃司監督)が10月8日から公開される。浅野さんが演じる前科を持つ男が現れたことで、ある家族が徐々にむしばまれていく様子が、淡々としかも緊張感みなぎる演出で描かれていく。深田監督自らが脚本を書き、編集も担当した。ほかに古舘寛治さん、筒井真理子さん、さらに、太賀さん、三浦貴大さんらが出演。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞に輝いた話題作だ。

 郊外で妻・章江(筒井さん)と小さな工場を営む鈴岡利雄(古舘さん)。2人には10歳になる娘・蛍(篠川桃音さん)がおり、彼女は、近く開かれるオルガン発表会の練習に余念がない。そんなある日、利雄のもとを、旧知の友人、八坂草太郎(浅野さん)が訪ねてくる。草太郎は最近刑務所を出所したばかりで、仕事を求めてやって来たのだった。利雄は、章江に断りなく草太郎を雇った上に、彼に自宅の空き部屋を提供する。最初は迷惑そうにしていた章江だったが、草太郎の慇懃(いんぎん)な態度に次第に心を許し始め……というストーリー。

 突然現れた男によって崩壊していく家族。いや、それ以前からこの家族は崩壊していた。そもそも、利雄が章江に秘密を持った瞬間から、2人の関係は成り立ち得なかったのかもしれない。不穏な空気があたり一面に立ち込め、それは徐々に気圧を上げていく。中盤のある出来事で、覆っていた被膜が裂け、一瞬“ガス抜き”ができるが、その後はまた、別の種類の空気が流れ込む。

 先の読めない展開にぐいぐいと引き込まれた。家族が集う食卓にも、事務机越しに向き合う夫婦にもほとんど会話はなく、見ていて息苦しさを覚える。登場人物たちは不条理な出来事に翻弄(ほんろう)されているように見えるが、間違いなく、原因と結果は結びついている。柔らかい笑顔を浮かべ、何を考えているか分からない草太郎がただただ不気味で、普段、脇役で目にすることが多い古舘さんと筒井さんが、今作では信頼のおける演技力で存在感を発揮している。夫婦とはいえ、もとをただせば赤の他人。秘密はあって当然だ。すると、利雄と章江は案外、世の中の夫婦の残念な見本なのかもしれない。8日から有楽町スバル座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/フリーライター)

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