映画まとめ10月27、28日公開 映画紹介&予告編 「先生! 、、、好きになってもいいですか?」「ブレードランナー2049」「映画キラキラ☆プリキュアアラモード」「彼女がその名を知らない鳥たち」

「先生! 、、、好きになってもいいですか?」生田斗真と広瀬すず演じる教師と生徒のピュアなラブストーリー

広瀬すず、初恋の先生に告白「好きになってもいい?」 生田斗真と初共演「先生!」特報公開
 俳優の生田斗真さんと女優の広瀬すずさんが高校教師と女子高生に扮(ふん)し、ピュアなラブストーリーを繰り広げる映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」(三木孝浩監督)が、10月28日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開。現実社会で教師と生徒の恋愛というと眉をひそめられるが、広瀬さん演じるヒロイン響のひたむきな恋心と、その気持ちに真剣に向き合おうとする生田さん演じる伊藤先生の姿は爽やかそのもの。それもこれも、愛らしい広瀬さんと、清潔感あふれる生田さんという理想的なカップリング、そして、三木監督の透明感ある映像のお陰だろう。 原作は、累計発行部数570万部を突破している河原和音さんの少女マンガ「先生!」。高校2年の島田響(広瀬さん)は、親友の千草恵(森川葵さん)に頼まれ、恵が好意を寄せる数学の教師、関矢正人(中村倫也さん)宛てのラブレターを、間違って世界史の教師の伊藤貢作(生田さん)の下駄箱に入れてしまう。ラブレターを取り戻しに伊藤の元へ向かった響は、普段は見せない伊藤の優しさとユーモアに触れ、胸の高鳴りを覚える。やがて、伊藤への募る思いが恋心だと自覚した響は、伊藤に気持ちを伝えるが……というストーリー。ほかに比嘉愛未さん、竜星涼さん、健太郎さんらが出演している。 細いフレームの眼鏡をクイッと持ち上げる指先や、ズボンからシャツを微妙にはみ出させたきゃしゃな体つきなど、生田さんの醸し出す気だるい大人の色気に心をくすぐられた。  広瀬さんは、あごのラインが強調されるヘアスタイルがはかなげな雰囲気を際立たせ、伊藤でなくても守ってあげたくなるほどのルックスだ。手作りのウエディングドレスに白い上履き姿の響が、伊藤のいる屋上へ走るシーンとその後の展開には、胸キュンどころか心臓ドキドキで、すっかり心を奪われた。 とはいえ、キュンキュン、キラキラだけの映画ではない。人を好きになることの素晴らしさと難しさにも気付かされる。伊藤への募る思いをいちずにぶつける響と、その思いに戸惑いながらも真摯(しんし)に向き合う伊藤を見ながら、響ではないが「どうして先生を好きになっちゃいけないの?」と考え込まずにいられなかった。(りんたいこ/フリーライター)

「ブレードランナー 2049」デッカードが登場する35年ぶり新作 人間とレプリカントの攻防の結末は?

「ブレードランナー」の続編、映画「ブレードランナー2049」予告編が解禁
 1982年に公開されたSF映画の金字塔的作品「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督)の35年ぶりに作られた続編「ブレードランナー2049」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)が10月27日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。前作を手がけたスコット監督が製作総指揮を務め、前作で描かれた2019年から30年後の2049年が舞台となる。前作の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードさんが同役で出演し、今年のアカデミー賞の話題をさらった「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングさんがデッカードを捜すブレードランナー「K」を演じている。 スコット監督が手がけた前作「ブレードランナー」はフィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基にしている。宇宙への移住が一般化している2019年を舞台に、人間と人造人間「レプリカント」との攻防を描いたSFの傑作だ。 新作はその30年後が舞台。貧困と病気が蔓延(まんえん)する米カリフォルニアで、人間と見分けのつかない「レプリカント」が労働力として製造され、 人間社会と危うい共存関係を保っていた。危険な「レプリカント」を取り締まる捜査官ブレードランナーは二つの社会の均衡と秩序を守っていた。LA市警のブレードランナー「K」(ゴズリングさん)は捜査中に、レプリカント開発に力を注ぐウォレス社の陰謀を知り、30年間行方不明になっていたブレードランナーの男、デッカード(フォードさん)が闇を暴く鍵を握っていることを知る。デッカードが命を懸けて守り続けてきた秘密とは? デッカードとKは人類存亡に関わる真実を追う……という展開。 「メッセージ」(2016年)や「ボーダーライン」(15年)などを手がけたカナダ出身のビルヌーブ監督が新作のメガホンをとった。脚本は、前作も担当したハンプトン・ファンチャーさんと、「LOGAN ローガン」「エイリアン コヴェナント」(共に17年)などを手がけたのマイケル・グリーンさんが担当した。 近未来の夜の街並みと荒廃した郊外の景色の対比などの映像美、Kがデッカードに行きついたのちの銃撃戦や爆発などの激しい攻防……めくるめく展開に心を奪われた。レプリカント製造のタイレル社の負債を買い取った科学者アンダー・ウォレスの謎めいた存在。2022年の「大停電」後の世界はどうなっていったのか。謎が謎を呼ぶ展開で2時間43分の長尺な映画だが、ひと時も飽きさせない。そして、訪れる結末には見た人が皆、腑(ふ)に落ちるはずだ。前作を見ている人にはうれしいオマージュもあり、初めて「ブレードランナー」の世界に触れた人も存分に楽しめる。SF映画の金字塔がまた生まれた。(細田尚子/MANTAN)

「映画キラキラ☆プリキュアアラモード」 ギャグ要素多め シエルの過去は…

「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」予告編公開 シエルの師匠が登場 “あごクイ”も
 テレビアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」(ABC・テレビ朝日)の劇場版「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」(土田豊監督)が10月28日、新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。宇佐美いちか(キュアホイップ)たちが、パリでスイーツコンテストに出場する話と、キラ星シエル(キュアパルフェ)の過去が描かれる。過去の劇場版は感動することも多かったが、今回はギャグ要素が多めなので「なんですとー⁉」と驚かされるかもしれない。 「キラキラ☆プリキュアアラモード」は、「プリキュア」シリーズの第14弾。スイーツが大好きな中学2年生の宇佐美いちかたちが、伝説のパティシエ・プリキュアに変身し、思いが詰まったスイーツを悪い妖精から守る姿が描かれている。 劇場版は、いちかやシエルたちが、パリで有名なスイーツコンテストに出場する。しかし、シエルが絶不調。スイーツ作り、プリキュアの変身がうまくできなくなってしまうピンチに、いちかたちは力を合わせる。 オリジナルキャラクターとしてシエルの師匠のジャン・ピエール・ジルベルスタインも登場。イケメンだが、変人にも見える個性的なキャラクターだ。バラが付いたコック帽をかぶり、スイーツ作りに熱中し過ぎて周りが見えなくなることもある。情熱的に振る舞えば、振る舞うほどコミカルに見え、声優を務める尾上松也さんの演技も情熱的でハマっている。 スイーツ×アニマルがテーマ。キュアホイップは、ウサギのジャンプ力など動物の能力を生かして戦っているが、劇場版では、カメの姿に変身させられ、ひっくり返って起き上がれなくなるなど能力が封じられてしまうシーンもある。変身させられたプリキュアたちの困惑ぶりがコミカルだ。この意外な変身を含めてギャグ要素が満載なのが、見どころの一つになっている。 ほかにも、劇場版でしか見ることができない特別なパワーアップフォームで天使のようなスーパープリキュアに変身したり、2016~17年に放送された前シリーズ「魔法つかいプリキュア!」のキャラクターが登場するなど見どころが盛りだくさんだ。 同時上映の短編「Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!」(宮原直樹監督)は、シリーズ第12弾「GO!プリンセスプリキュア」のパフ、アロマ、前シリーズ「魔法つかいプリキュア!」のモフルン、「キラキラ☆プリキュアアラモード」のペコリンが集合。CGになったペコリンたちが可愛らしい。(小西鉄兵/MANTAN)

「彼女がその名を知らない鳥たち」蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊の最低人間ぶりに目を見張る

蒼井優、阿部サダヲがW主演 映画「彼女がその名を知らない鳥たち」予告編
 女優の蒼井優さんと俳優の阿部サダヲさんが共演した映画「彼女がその名を知らない鳥たち」(白石和彌監督)が、10月28日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開。蒼井さん演じるヒロイン十和子が、かつての恋人の失踪に、阿部さん演じる同居人の陣治が絡んでいるのではと疑いの目を向けるミステリーだ。どんなにさげすまれようとかいがいしく十和子の世話を焼く陣治と、そんな陣治を「卑屈」「下劣」「不潔」とののしり、嫌悪感を募らせていく十和子。2人のやりとりを見ながら、黒い快感を覚えた。 15歳年上の佐野陣治(阿部さん)と暮らす北原十和子(蒼井さん)は、8年前に自分を捨てた男、黒崎俊一(竹野内豊さん)をいまだ忘れられずにいた。働きもせず陣治の稼ぎに頼る十和子は、腕時計の修理をきっかけに、妻子持ちのデパート店員、水島真(松坂桃李さん)と知り合い、彼との情事に溺れていく。そんな中、十和子は、黒崎が行方不明になっていることを知り、日ごろ、自分の行動に目を光らせている陣治がその失踪に関わっているのではないかと疑い始める……というストーリー。 原作は、先ごろ映画化公開された「ユリゴコロ」(2017年)の著者、沼田まほかるさんの同名小説。「凶悪」(13年)や「日本で一番悪い奴ら」(16年)で知られる白石監督が、倒れる窓や、天井から降ってくる砂など、映画ならではの仕掛けを使いながら人間の深奥を描き出した。 身勝手な十和子、貧相な陣治、薄っぺらな水島、唾棄すべき黒崎。彼らは、誰の心にも宿る煩悩の具体化であり、言ってみれば私たち自身だ。だからこそ真相を知ったときは心をえぐられ、そこに確かに存在した究極の愛に打ちのめされた。 原作を読み度胆を抜かれていただけに、映画を見たときの衝撃は少なかった。しかしその分、俳優たちの表情から真相をうかがう楽しみを得られた。蒼井さん、阿部さん、松坂さん、竹野内さんが皆、見事な最低人間ぶりを見せている。とりわけ、従来のイメージを覆す竹野内さんのげす男ぶりに目を見張った。(りんたいこ/フリーライター)

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