映画まとめ2月16、17日公開 映画紹介&予告編 「グレイテスト・ショーマン」「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー」「リバーズ・エッジ」など

「グレイテスト・ショーマン」ヒュー・ジャックマン×「ラ・ラ・ランド」で伝説の興行師の半生描く

ヒュー・ジャックマン主演 話題のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」予告編が解禁
 映画「レ・ミゼラブル」(2012年)のヒュー・ジャックマンさんと「ラ・ラ・ランド」(16年)の製作チームが手がけたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」(マイケル・グレイシー監督)が、2月16日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。19世紀半ば、米国でショービジネスの原点を築いた伝説の興行師P.T.バーナムの成功と挫折を描く。主演のジャックマンさんや個性的なエンターテイナーたちのパワフルな歌とダンスが圧巻だ。 19世紀半ばの米国。身分の差を超えて幼なじみの名家の娘チャリティ(ミシェル・ウィリアムズさん)と結婚したP.T.バーナム(ジャックマンさん)は、オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーを作り出してヒットさせる。しかし、型破りなショーの内容が批判の的になる。若き相棒フィリップ(ザック・エフロンさん)と組んだバーナムは、上流階級に食い込めば社会的承認を得られると思い、アイデアを実現していく……という物語。 バーナムの妻役に、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(16年)のウィリアムズさん、バーナムの心をつかむ歌姫ジェニー・リンドに、「ミッション:インポッシブル」シリーズなどのレベッカ・ファーガソンさん、エフロンさん演じる興行師と恋に落ちる空中ブランコのパフォーマーのアン・ウィーラーに、「スパイダーマン:ホームカミング」(17年)のゼンデイヤさんが扮(ふん)し、それぞれ見せ場を作っている。 貧しい階級出身のバーナムが、夢に突き進んで作り上げたステージ。それは、差別と偏見で社会の陰に隠れた人たちに光を当て、その才能を開花させた前代未聞のショーだ。ステージ中央で歌い踊るジャックマンさんの輝くようなオーラ。エンターテイナーたちと一体となって華やかなショーが繰り広げられるシーンもまばゆいばかり。 中でも、一座の人気者レティ・ルッツを演じるキアラ・セトルさんのパワフルなボーカルは必聴だ。11年にミュージカル版「プリシラ」でデビューし、ブロードウェーミュージカルで活躍中のセトルさんは、今作でインパクトのある「ヒゲ女」を演じ、主題歌の「This Is Me(これが私)」を朗々と歌い上げている。 音楽は、「ラ・ラ・ランド」で、17年の米アカデミー賞の主題歌賞を受賞し世界の注目を浴びたベンジ・パセックさんとジャスティン・ポールさんがオリジナル曲全9曲を作り出した。第75回ゴールデングローブ賞で、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)とジャックマンさんが主演男優賞でノミネートされた。(キョーコ/フリーライター)

「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」Vシネマ第2弾は甲斐翔真&松田るか

ポッピーがコスプレ連発!檀黎斗は「神の中の神に」「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー」予告編
 特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のVシネマ「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartII仮面ライダーパラドクスwithポッピー」(鈴村展弘監督)が、2週間限定で2月17日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで上映。劇場版「仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」(2017年)から2年後の世界を舞台に、テレビシリーズでは語られなかった新エピソード3連作の第2弾。 再生医療に従事する医師・八乙女紗衣子(柳ゆり菜さん)の依頼で、育成ゲーム「バグスターをつくるぜ!」が消滅者復活のカギとして開発された。宝生永夢(飯島寛騎さん)がパラドを、紗衣子がポッピー(松田るかさん)を育成するテストプレイに臨むが、ゲームから現れたパラドの様子がおかしい。何者かに囚われてしまった本物のパラド(甲斐翔真さん)は、永夢との絆を胸に、謎のパラドと対峙(たいじ)する……というストーリー。 全3部作の中でも「パラドクスwithポッピー」はコメディー場面が多く笑わせられる。泣けるシーンや名言も盛り込まれ、エグゼイドらしさ全開で楽しめる。甲斐さんが2役で演じる様子がおかしいパラドの姿には、本編で初めて登場した頃の初々しさがあり、懐かしさも感じた。町井祥真さん扮(ふん)するグラファイトの、まさかの登場ぶりには驚かされた。ポッピーの衣装チェンジもキュート!(遠藤政樹/フリーライター)

「リバーズ・エッジ」二階堂ふみ&吉沢亮が共演 青春の欲望と焦燥感が心に突き刺さる

二階堂ふみ主演映画「リバーズ・エッジ」予告編が公開 相手役・吉沢亮が殴られ鼻血を出すシーンも
 女優の二階堂ふみさん主演映画「リバーズ・エッジ」(行定勲監督)が2月16日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。1993~94年にファッション誌「CUTiE」(宝島社)で連載された岡崎京子さんの同名マンガが原作。どこか生きづらさを感じている今時の女子高生ハルナらが、共犯者めいた不思議な絆を感じつつ、日常の中での違和感や孤独、欲望など、若者たちの揺れ動く心の動きや思い悩む姿を描いている。 ある日、女子高生の若草ハルナ(二階堂さん)は、恋人の観音崎(上杉柊平さん)がいじめているゲイの山田(吉沢亮さん)を助けると、夜の河原に誘われ、放置された死体を目にする。宝物として死体の存在を共有しているという、過食と嘔吐(おうと)を繰り返すモデルの吉川こずえ(SUMIREさん)が現れ、普通とは異なる友情で結ばれる。一方、父親の分からない子供を妊娠するハルナの友人・小山ルミ(土居志央梨さん)、山田に好意を寄せる田島カンナ(森川葵さん)など、それぞれの事情を抱える中、新たな死体が見つかり……という展開。 原作を読んだ際、かなりの衝撃を受けた覚えがある。映画は、独特の風合いを持った原作の世界観を忠実に再現。想像以上に、心を無性にひりつかされるも、どこか心地良さも感じる不思議な気分にさせられた。物語としては非日常なことを描いているが、そこに若者たちの愚直さやストレートな欲望、永遠に解決できないであろう悩みなどが盛り込まれ、自分の境遇に置き換えて感情移入することができた。キャストの好演も光り、それぞれのキャラクターのイメージもぴったり。群像劇のため、どのキャラクター目線で見るかによっても、きっと見え方が毎回変わるだろう。見れば見るほど味が出る、繊細で刺激的な作品だ。(遠藤政樹/フリーライター)

「サニー/32」NGT48北原里英がイメージ崩壊もいとわない体当たりの演技を見せる

北原里英、豪雪地帯を駆け抜け「死ぬかと」 狂気に満ちた表情に殴る蹴る…初主演映画で“覚醒”? 映画「サニー/32」予告編が公開
 人気アイドルグループ「NGT48」のキャプテンで、今春グループからの卒業を表明している北原里英さん主演の映画「サニー/32」(白石和彌監督)が、2月17日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開。北原さん演じる女性教師が、2人組の男に拉致、監禁され、凄惨(せいさん)な状況に追い込まれていくサスペンス作だ。犯人に扮(ふん)するピエール瀧さんとリリー・フランキーさんを相手に、北原さんが文字通り体当たりの演技を見せている。 中学校教師の藤井赤理(北原さん)は、24歳の誕生日を迎えたその日、突然、2人組の男、柏原勲(ピエールさん)と小田武(リリーさん)に拉致され、雪深い山麓の廃屋に監禁される。柏原と小田は、10数年前に起きた小学生女児の同級生殺害事件の犯人“サニー”の熱狂的な信者。赤理をサニーと思い込み、犯行に及んだのだ。2人は、赤理に自分たちの好みのドレスを着せると、その姿をネット上にアップしていく。赤理は必死に監禁部屋からの脱出を試みるが……というストーリー。ほかに門脇麦さん、駿河太郎さん、音尾琢真さんらが出演する。 2004年に長崎県で実際にあった事件をモチーフに、白石監督と脚本の高橋泉さんが映画化した。白石監督と高橋さんといえば、13年公開の映画「凶悪」が思い浮かぶが、そこに「凶悪」に出演したピエールさんとリリーさんが加わるとあれば、生半可な内容ではないと予測できる。案の定、今作は「凶悪」に勝るとも劣らないおぞましい展開が待ち受けていた。 赤理役の北原さんは、極寒の中、薄い衣装のまま雪山を歩いたり、屋根に登ったり、殴られ蹴られたりと、まさに体当たりの演技。柏原と小田からのさんざんな仕打ちに正気を失いつつあった赤理が、後半、反撃に出る。それまでの疲れ切った表情が痛々しかっただけに、その急展開は歓迎すべきものだったが、赤理のひょう変ぶりに、演じる北原さんの“イメージ崩壊”を心配したほどだ。 門脇さんが演じる、ネット上に現れた2人目のサニーと赤理が対峙(たいじ)する場面も見どころの一つだ。門脇さんの存在感に圧倒されると共に、その場の空気の異様さに息をのんだ。(りんたいこ/フリーライター)

「パンとバスと2度目のハツコイ」元乃木坂46深川麻衣が映画初主演で“こじらせ女子”を好演

元乃木坂46深川麻衣「好きにならないで」 主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」予告編が公開
 元「乃木坂46」で女優の深川麻衣さん初主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(今泉力哉監督)が、2月17日からイオンシネマ シアタス調布(東京都調布市)ほかで公開。「結婚」をテーマにした完全オリジナルストーリー。独自の結婚観を持つ「恋愛こじらせ女子」の市井ふみ(深川さん)と偶然再会した初恋の相手とのモヤモヤとした恋愛模様が描かれている。 パン屋で働くふみは、「私をずっと好きでいてもらえる自信もないし、ずっと好きでいられる自信もない」という独自の結婚観を持っていた。ある日、中学時代の初恋の相手、湯浅たもつと偶然再会する。徐々に距離を縮めていく2人だったが、たもつの心の中には別れた妻がいて……という内容。 初恋相手の湯浅たもつをダンス・ボーカルグループ「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の山下健二郎さんが演じている。ふみの中学時代の同級生・石田さとみ役をNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」にも出演していた伊藤沙莉さん、ふみの妹・二胡役を志田彩良(しだ・さら)さんが演じている。 深川さん演じる恋に慎重な「こじらせ女子」のふみと、無意識のまま思わせぶりな態度をとるたもつの距離感が絶妙。映画コピーに偽りのない“モヤキュン”なラブストーリーが繰り広げられ、見ている側も思わずモヤモヤ、ときにニヤニヤしてしまう。 淡い思いを抱えたまま外には出せないふみと、他に思う相手がいるたもつ。感情の起伏の少ない2人のやり取りは淡々と進行していく。だからこそ終盤、2人の抱える思いが弾けるシーンは爽快だ。深川さんが映画デビュー、初主演と思えないほど自然に、感情を抑えつつ内側に思いを抱える等身大の女性を演じている。 派手なドラマが起こるわけではなく、淡々と進んでいく物語。人物を照らす柔らかな光がポップな音楽と相まって、明るい雰囲気を作り出している。深川さんの可愛らしいパン屋の制服姿やパジャマ姿も必見だ。(河鰭悠太郎/フリーライター)

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