映画まとめ5月18、19日公開 映画紹介&予告編 「のみとり侍」「GODZILLA 決戦機動増殖都市」「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」ランペイジ 巨獣大乱闘」「ピーターラビット」

「のみとり侍」阿部寛が猫ののみとりに!? 色っぽくもくすくす笑える時代ものの人情喜劇

阿部寛、主演時代劇映画「のみとり侍」の特報映像公開 ふんどし姿、寺島しのぶに罵倒されるシーンも
 俳優の阿部寛さん主演の映画「のみとり侍」(鶴橋康夫監督)が5月18日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開。エリート侍から一転、女性に愛をお届けする“添い寝業”に左遷され、戸惑いながらも奮闘する主人公を阿部さんが演じている。一歩間違えれば“艶っぽい”作品に陥りそうな内容だが、そこは「後妻業の女」(2016年)を手掛けた鶴橋監督。軽妙洒脱(しゃだつ)な演出で、色っぽくもくすくす笑える人情喜劇に仕上げている。 十代将軍徳川家治時代の江戸。越後長岡藩で勘定方書き役を務める小林寛之進(阿部さん)は、ある歌会の席で藩主の牧野備前守忠精(松重豊さん)に恥をかかせたことから、猫の蚤(のみ)とりに左遷されてしまう。実は、のみとりには、女性に愛の奉仕をする“添い寝業”という裏の顔があった。戸惑いながらものみとりを始めた寛之進の初めての客は、亡き妻千鶴にうり二つのおみね(寺島しのぶさん、2役)だった……という展開。 豊川悦司さん、斎藤工さん、風間杜夫さん、大竹しのぶさん、前田敦子さん、桂文枝さんらも出演している。故・小松重男さんの短編集「蚤とり侍」から、鶴橋監督が「蚤とり侍」「唐傘一本」「代金百枚」の3編を選び出し、1本の脚本にまとめた。 1月に公開された「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)でシリアスな演技を見せていた阿部さんが一転、女に添い寝するのみとり侍を、飄々(ひょうひょう)と演じている。のみとり業初日、他ののみとりの男たちに交じって、「猫ののみ、とりましょう!」と奇声を上げながら町を練り歩く姿の、愉快なことといったらない。 おみねに奉仕する場面などキワどいシーンも笑いに変えてしまうところが“鶴橋マジック”。寛之進が、豊川さん演じる江戸随一の色男、近江屋清兵衛から“のみとり技術”を指南される場面は、そのシュールな表現方法に驚きながら、ニヤニヤしてしまった。(りんたいこ/フリーライター)

「GODZILLA 決戦機動増殖都市」 高機動人型有人兵器とゴジラ・アースの迫力のバトル メカゴジラは…

「GODZILLA 決戦機動増殖都市」予告編第2弾が公開! メカゴジラによる討伐作戦 高機動人型有人兵器も
 怪獣映画「ゴジラ」の劇場版アニメの第2章「GODZILLA 決戦機動増殖都市」(静野孔文監督・瀬下寛之監督)が5月18日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。主人公のハルオたちが高機動人型有人兵器・ヴァルチャーを操り、全高300メートルを超える歴代最大のゴジラ「ゴジラ・アース」とバトルを繰り広げる。3DCGによる迫力のある映像が楽しめる。公開されている第2章のビジュアルには、メカゴジラが見られるが、本編でどのように登場するかにも注目だ。 「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」などの静野さんと「亜人」などの瀬下さんが監督を務め、「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などの虚淵玄(うろぶち・げん)さんがストーリー原案と脚本を担当するなど豪華スタッフが集結。主人公・ハルオ役の宮野真守さんのほか、櫻井孝宏さん、花澤香菜さん、杉田智和さん、梶裕貴さん、諏訪部順一さんら声優陣も豪華だ。 21世紀初頭、ゴジラが地球に登場し、人類は選ばれし者たちだけが恒星間移民船に乗り、移住可能な約束の地・タウ星eを目指す。しかし、計画は失敗し、人類は2万年後の地球に到着。2万年後の地球で主人公・ハルオたちはゴジラを倒すことに成功したが、地中深くから真のゴジラ「ゴジラ・アース」が姿を現す。ゴジラ・アースの圧倒的な破壊力を前に、ハルオたちは散り散りになってしまう。第1章「GODZILLA 怪獣惑星」は、絶望的な状況で終わった。 第2章では、人類の生き残りと目されるフツアの民が登場。フツアの民がハルオを救う。一方、異星人ビルサルドの指揮官・ガルグは、フツアの持つ矢じりが自律思考金属体ナノメタルでできていることに気づく。ナノメタルは、21世紀にビルサルドが富士山麓で対ゴジラ決戦兵器として開発するも、起動寸前で破壊されたメカゴジラを構成する物質だ。その開発プラントが残っているかもしれない、ナノメタルを利用すれば、ゴジラ・アースに対抗できる……と希望の光が見えてくる。 板を積み重ねたようなメカゴジラの造形は、これまでのメカゴジラ像を覆す斬新なデザインで、造形を見ているだけでワクワクしてくるし、本編の活躍に期待するファンも多いだろう。ただ、第2章のメカゴジラに関する展開には、まさか!となるはず。これぞ“虚淵節”となるシーンも出てくるなど、全体的に一筋縄ではいかない。 高機動人型有人兵器・ヴァルチャーとゴジラ・アースのスピード感のあるバトルシーンがあったり、ハルオとユウコのキスシーンが出てきたりと盛りだくさんで、情報量の多さに圧倒された。全3部作ということだが、残り1章で決着がつくのか?(小西鉄兵/MANTAN)

「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」 ついに完結! 最後まで猟奇性たっぷり…

映画「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」予告編が公開!
 特撮ドラマ「仮面ライダーアマゾンズ」の劇場版「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」(石田秀範監督)が5月19日に丸の内TOEI(東京都中央区)ほかで公開。2016年4月にAmazonプライム・ビデオで配信がスタートした「仮面ライダーアマゾンズ」シリーズの完結編。人工生命体「アマゾン」を利用した新たな陰謀「アマゾン畜産計画」と謎の養護施設を巡る死闘が描かれる。新たなライダー「仮面ライダーアマゾンネオアルファ」も登場する。 「仮面ライダーアマゾンズ」は、「仮面ライダー」シリーズ生誕45周年を記念し制作。1974年に放送された「仮面ライダーアマゾン」のリブート(再起動)作となる。 人間によるアマゾン殲滅(せんめつ)作戦が佳境を迎え、この世に生存が確認されている残り2体のアマゾンのうちの1体とされる水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ(藤田富さん)は、アマゾン駆除組織「4C」に追い詰められる。だが、義妹の美月(武田玲奈さん)と共に謎の少女ムク(国府田聖那さん)に救われ、人里離れた切子村の養護施設「切子聖園」にかくまわれる。その施設の実態は、地下礼拝堂にいる「創造主」から人間の食料として「アマゾン」を生み出す「アマゾン牧場」だった……というストーリー。 人間のタンパク質を好む食人本能があり、駆除対象だったアマゾンが、今度は人間の手で食料用に養殖されるという猟奇性たっぷりのプロットは、本シリーズならでは。これまで全く人間を食らうことなく生きてきて、人間もアマゾンも「弱いものはすべて守りたい」という信念を曲げてこなかった悠。それが恋人であろうと肉親であろうと、アマゾンを一人残らず狩り続けることを己に課した鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ(谷口賢志さん)の戦いにも終止符が打たれる。 悠と仁が、スタイリッシュなアクションを一切排して自分の肉体のみで戦う、本能と本能、生と生の不格好極まりないぶつかり合いは必見。ついに悠が“一線を越えてしまう”という衝撃の展開も用意され、最後までスクリーンから目が離せない。(山岸睦郎/MANTAN)

「ランペイジ 巨獣大乱闘」巨大化した動物がシカゴで大暴れ ザ・ロック主演のパニックアクション

巨大化生物が大暴れ! 映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」予告編
 巨大化した動物たちが米国の大都会で大暴れするパニックアクション「ランペイジ 巨獣大乱闘」(ブラッド・ペイトン監督)が5月18日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開。原案は、1980年代に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」。遺伝子操作の実験失敗で巨大かつ凶暴化した動物たちが、街を破壊しながら大乱闘を繰り広げる。ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンさんのアクションを含め、かなりハチャメチャな内容で、突っ込みどころ満載だが、衝撃的に面白い。 陸軍特殊部隊の兵士としていくつもの戦いを経験してきたデイビス・オコイエ(ドウェインさん)は、今は除隊し、霊長類学者として野生動物の保護や後継者育成に力を注いでいた。そんな中、遺伝子操作実験の失敗で動物たちが突然巨大化。デイビスが心を通わせるアルビノ(白化動物)の白いゴリラ、ジョージも巨大化してしまう。巨大化したオオカミとワニも現れ、シカゴの街はパニックに陥っていく。デイビスは、遺伝子研究者のケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリスさん)と協力し、巨獣たちの暴走を食い止めようとするが……というストーリー。 大胆というか豪快というか。巨獣たちの大乱闘の巻き添えをくらって倒れるビル、舞い上がる砂ぼこり……。4月に公開された「パシフィック・リム:アップライジング」では、東京の街がKAIJU(怪獣)にメタメタにやられた。それに勝るとも劣らないほど、今回はシカゴの街がめちゃくちゃになる。 動物の巨大化は一度では済まず、軍が出動する事態に。そんな状況にもかかわらず、「俺が倒す!」と巨獣たちに向かっていくデイビス。ヘリコプターからの決死のダイブ、崩壊寸前のビルからの脱出と、いくら元特殊部隊の兵士とはいえ、一体何者なんだ?という超絶的な活躍ぶり。その雄姿を、ありえないと思う一方で、いや、この人ならあり得るかもと納得できるのは、演じるのがドウェインさんだからこそだ。ドウェインさんは、製作総指揮も務めている。(りんたいこ/フリーライター)

「ピーターラビット」世界的ベストセラー絵本が驚きの実写化 実物と錯覚するほどのリアル感

ベストセラー絵本「ピーターラビット」が初の実写化 映画「ピーターラビット」予告編
 世界中の人々に愛され続けるウサギが主人公の映画「ピーターラビット」(ウィル・グラック監督)が5月18日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開。1902年に出版されて以来、世界で累計2億5000万冊もの売り上げを誇るビアトリクス・ポターさんの絵本「ピーターラビット」シリーズ。アニメやポターさんの半生を描いた映画はあったが、ピーターに焦点を当てた映画は初めて。VFX制作会社アニマル・ロジック(AL)社によるピーターら動物たちの、まるで本物のような繊細かつキュートな動きに魅了された。 ウサギのピーター(ジェームズ・コーデンさん)は三つ子の妹、フロプシー(マーゴット・ロビーさん)、モプシー(エリザベス・デビッキさん)、カトンテール(デイジー・リドリーさん)やいとこのベンジャミン(コリン・ムーディさん)と、英国の湖水地方にある大きなもみの木の下で暮らしている。ある日、ピーターの家の隣に、トーマス(ドーナル・グリーソンさん)という若者がロンドンから引っ越してくる。このトーマス、大の動物嫌いで極度の潔癖症という面倒な男だった……という展開。ほかに、ローズ・バーンさん、サム・ニールさんが出演している。 とにかく、ピーターたちの造形がよくできている。「LEGO(R)ムービー」(2014年)などで知られるAL社は、ロンドンにあるポターさんのアーカイブで原画を見て、ピーターたちのイメージを膨らませていったという。そのかいもあって、ピーターたちの実物感は、彼らが逆に「ピーターラビット」のモデルではないかと錯覚するほどだ。 優雅に歌うスズメたちを跳ね飛ばして駆けていく冒頭のピーターを見た瞬間から、すっかり彼のとりこになった。ピーターたちは隣家の菜園から勝手に野菜を収穫したり、家の中をめちゃくちゃにしたりと、実はかなりのいたずら好きの悪童。でも、無邪気さと愛らしさについつい頬が緩んでしまう。“天敵”だったトーマスのために一肌脱ぐピーターの姿には、思わずほっこりしてしまった。(りんたいこ/フリーライター)

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