映画まとめ5月17日公開 映画紹介&予告編 「コンフィデンスマンJP」「居眠り磐音」

「コンフィデンスマンJP」長澤、東出、小日向のチームが香港を舞台にコンゲーム 大どんでん返しに爽快感

長澤まさみと三浦春馬が指を絡め合い… 映画「コンフィデンスマンJP」最新予告公開 ドラマ版に続きヒゲダンが主題歌
 長澤まさみさん、東出昌大さん、小日向文世さんが共演し、2018年4月期にフジテレビ系“月9ドラマ”として放送された「コンフィデンスマンJP」の劇場版(田中亮監督)が5月17日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開。 「コンフィデンスマンJP」は、一見、平凡で善良そうだが華麗に大胆に人をだまし続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)のダー子(長澤さん)とボクちゃん(東出さん)、リチャード(小日向さん)が、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”。 劇場版は、「ロマンス編」と銘打ち、香港を舞台にダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐(小手伸也さん)らの活躍を描く。竹内結子さん、江口洋介さん、三浦春馬さんらがゲスト出演している。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズやドラマ「相棒」シリーズなどで知られる脚本家の古沢良太さんがドラマ版に引き続き今作の脚本を担当した。 ダー子らの次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから「氷姫」という異名を持つラン・リウ(竹内さん)。ランが持っているといわれている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へと向かう。そこで、ランに取り入ろうとさまざまな策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦するダー子たち。そんな中、天才詐欺師ジェシー(三浦さん)が香港に現れ、同じくランを狙っていることが判明する。そこに、以前ダー子たちにだまされて恨みを持っている日本のヤクザ・赤星(江口さん)の影もちらつき始め、事態は予測不可能な方向へと展開。だましだまされの三つ巴(どもえ)の戦いを制するのは誰か。史上最大のコンゲーム(だまし合い)の行き着く先は……というストーリー。 ネタバレ厳禁のため、詳しくは書けないが、すっかりだまされた。そのどんでん返しぶりは1973年公開の名作映画「スティング」(ジョージ・ロイ・ヒル監督)を彷彿(ほうふつ)とさせ、見終わったあとに「いやー、やられたよ」と爽快感すら覚えた。だまし合いの中にダー子を巡る恋愛(?)模様も描かれ、香港の100万ドルの夜景とも相まって、ロマンチックでゴージャスな作品に仕上がっている。 ゲスト俳優は超豪華で演技合戦も見ものだが、掘り出し物は今回、ダー子に弟子入りするモナコを演じた織田梨沙さんだ。おきゃんで狂言回し的な役回りだが、彼女もしっかりとコンゲームに参加しており、あっと驚く仕掛けもある。ダー子たちのこれからの活躍をまた見たいと思わせる、次が楽しみになる作品だ。思わず、次はどの国が舞台になるのかななどと想像を巡らせてしまった。(細田尚子/MANTAN)

「居眠り磐音」松坂桃李が時代劇初主演 心情表れる刀さばきに魅了される 木村文乃、芳根京子も出演

松坂桃李、見事な刀さばきを披露 映画「居眠り磐音」予告編
 俳優の松坂桃李さん主演の映画「居眠り磐音(いわね)」(本木克英監督)が、5月17日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。人情味あふれるエピソードと緊迫感みなぎる殺陣のシーンが盛り込まれ、緩急のある展開に引き込まれた。映画の時代劇で侍を演じるのは初めてという松坂さんの、主人公の心情が表れた刀さばきにも注目だ。 原作は、累計2000万部を突破する佐伯泰英さんの人気シリーズ。坂崎磐音(松坂さん)は江戸での勤番を終え、幼ななじみの小林琴平(柄本佑さん)と河出慎之輔(杉野遥亮さん)と共に、3年ぶりに故郷・豊後関前藩に戻る。ところがある事件が起き、磐音は琴平の妹で許嫁(いいなずけ)の奈緒(芳根京子さん)を残し脱藩、浪人となる。江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、昼はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働く。やがて幕府が流通させた新貨幣を巡る陰謀に巻き込まれていくというストーリー。 ほかに木村文乃さん、佐々木蔵之介さん、谷原章介さん、中村梅雀さん、柄本明さんらが出演する。 江戸に来てからの磐音は、はた目にはのほほんと暮らしているように見えるが、実は心に深い悲しみと後悔を宿している。自身が置かれた状況を「地獄」と表現し、それを受け入れ粛々と日々を過ごす姿は、見ていて切なくなる。と同時に、その秘めたる強さにシビれた。松坂さんの壮絶な斬(き)り合いに圧倒される一方で、対峙(たいじ)する人間への心情が表れた刀さばきと表情に魅了された。 磐音を取り巻く女性たちにも魅力がある。磐音との祝言を目前にしながら、それがかなわなかった奈緒の決断からは、磐音を愛しているからこその女の意地が伝わり、心を動かされた。磐音をそばで見守る、長屋の大家・金兵衛(梅雀さん)の娘おこん(木村さん)もさばさばした性格が気持ちよく、共感する人は多いのではないか。 磐音の活躍がこれ1作で終わるのは惜しい。「釣りバカ日誌」シリーズでメガホンをとったこともある本木監督で、原作もシリーズ化されている。ここは一つ、映画もシリーズ化を望みたい。(りんたいこ/フリーライター)

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