頭突きで瓦を割るCMなどで話題の女優の武田梨奈さんが9月27日、東京都内で行われたアクション映画「少女は異世界で戦った」(金子修介監督)の初日舞台あいさつに共演者と劇中の“美少女戦士”衣装で登場した。タイトなジャケットにミニスカート姿の武田さんは「今日は違いますが、胸元が大きく開いた衣装もあるんです。映画の中でキックをしたり、飛んだりしているのに、ミニスカートで胸が出てるって一番いけないパターン」と露出過多なデザインに少々不満げ。すると共演者も同調し、衣装をデザインした金子監督に対して「衣装合わせのときはハイキックしたかった」などと口々に語った。
舞台あいさつには、美少女戦士を演じた武田さん、花井瑠美さん、清野菜名さん、加弥乃さんのほか、共演の岡田浩暉さんと金子昇さん、金子監督も出席した。美少女戦士のボス役を演じた俳優の岡田さんは、4人のセクシー衣装について「本当にすごくて。胸元が開いていて、顔を見ると(視線に)入ってきちゃう」と照れ笑いで、撮影初日に「胸元を見ているわけじゃないからね、先に言っておくね」と断るほど「意識してしまった」と明かしていた。
「少女は異世界で戦った」は平成ガメラシリーズ(1995~99年)や「デスノート」(2006年)などで知られる金子監督の最新作。銃や核が禁止された世界で東日本大震災が起こり、謎の侵入者が社会にまぎれ込み始め、それから十数年後、戦士として育てられた4人の少女たちは侵入者たちと戦い、巨大な陰謀に立ち向かう……というストーリー。
映画紹介 「少女は異世界で戦った」 ガメラ監督最新作 美少女がかれんに戦う本格アクション
平成ガメラシリーズ(1995~99年)や「デスノート」(2006年)などで知られる金子修介監督の最新作「少女は異世界で戦った-DANGER DOLLS-」が、9月27日に公開される。映画は、近未来の日本を舞台に、4人の少女が剣を武器に戦う「ソードファイター」となり、謎の侵略者たちと死闘を繰り広げるSFアクション。花井瑠美さん、武田梨奈さん、清野菜名さん、加弥乃さんの4人が演じる美少女戦士たちの体を張った迫力のアクションに思わず目を奪われる。
2024年の日本には、原子力を封印し新しい歴史を歩み始めた「かの世界」(アナザーワールド)と、銃も核兵器も原発もある「この世界」(アワーワールド)という二つの世界が存在した。ある日、アナザーワールドに根絶されたはずの銃を持った侵入者が現れ、戦士として育てられたアリサ(花井さん)、レイ(武田さん)、マリ(清野さん)、ミキ(加弥乃さん)の4人は剣術と武術で応戦。やがて侵入者が行き来できるワームホールの存在が明らかになり、4人は怪しまれないようにアワーワールドに美少女アイドルグループを装って侵入者を捜しに行くことになり……というストーリー。
なにをおいても美少女戦士4人のアクションは、言葉で言い表すのが難しいほどカッコいい。しかもただアクションしているだけでなく、4人それぞれの個性を生かした動きに仕上げてくるあたり、金子監督の演出が光る。中でも頭突きで瓦を割るCMなどで話題の武田さんは、ジャパンアクションアワードも受賞したアクション女優の面目躍如で、ほれぼれするほどの蹴り技を披露している。新体操の選手だった花井さんも柔軟性を利用したハイキックなどで魅了する。ほかにも4人がアイドルグループに扮(ふん)してのダンスシーンは一見の価値あり。ブラックジョーク的な描写や、敵について、戦うことについて、そしてアイドルについて考えさせられる場面などもあり、金子監督の世界観、思いの丈が詰め込まれている。4人のボス・柳生太一郎役で岡田浩暉さん、世界征服を企む黒幕・豪徳寺役で金子昇さんらも出演。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で9月27日から公開。(遠藤政樹/フリーライター)
武田梨奈らが美少女戦士に 映画「少女は異世界で戦った」イベント
頭突きで瓦を割るCMなどで話題の女優の武田梨奈さんが9月12日、東京都内で行われた映画「少女は異世界で戦った」(金子修介監督)のイベント前に取材に応じた。劇中でアイドルと戦士を演じた武田さんは「最初はアイドル役に抵抗があったんですが、小学生のころ、(アイドルグループの)『モーニング娘。』になるのが夢だったので、その夢がかなえられたのかな」と振り返った。
イベントには武田さんとともに戦う美少女戦士を演じた花井瑠美さん、清野菜名さん、加弥乃さんも出席。清野さんはミニスカートの衣装に「何でこんなに短いんだろうって思った」と話し、新体操をやっていたという花井さんは「新体操(のユニホームは)短いので(これでも)長い方だと思った」とコメント。加弥乃さんが「アイドルをやっていたのでミニスカートには抵抗なかったんですが、上(トップス)が(開いていて)すごくいやで梨奈ちゃんと最後まで抵抗していたんですが(監督に)勝てませんでした」と話すと、金子監督は「僕がデザインした衣装なので……」と明かし、4人を驚かせていた。
金子監督は「戦隊もののパロディー映画が最近は多くて僕も嫌いじゃないんだけれど、パロディーばかりやっていたら元ネタがなくなっちゃう。この映画は戦隊ものをマジにやって、それが世界に通用するかどうかっていう勝負。富士山とか、温泉とか、クールジャパンをちりばめながら少女たちに体を張ってもらいました」と見どころを語った。
「少女は異世界で戦った」は平成ガメラシリーズ(1995~99年)や「デスノート」(2006年)などで知られる金子監督の最新作。銃や核が禁止された世界で東日本大震災が起こり、謎の侵入者が社会にまぎれ込み始めた。十数年後、この現象が顕著になり、戦士として育てられた4人の少女たちは侵入者たちと戦い、巨大な陰謀に立ち向かう……というストーリー。映画は27日から公開。