映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章」予告編
「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト第5弾となる「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章」が10月18日に公開される。「パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両二課中隊(特車二課)の活躍や泉野明(真野恵里菜さん)ら隊員の日常を描いたSF作品。第5章は、特車二課の女スナイパー、カーシャがロシア時代の恩師と戦いをくり広げるエピソード8「遠距離狙撃2000」(辻本貴則監督)と、特車二課の地中深くにある地下道に潜む真珠を生み出す白ワニをめぐる出来事を描くエピソード9「クロコダイル・ダンジョン」(田口清隆監督)の2話で構成されている。
「エピソード8」は、公安の依頼で来日中のロシア高官の特別警護に任命されたカーシャ(太田莉菜さん)。潜入した暗殺者は“赤いゴルゴ”の異名を持つ元KGBの狙撃手で、カーシャがロシア連邦保安庁時代に師と仰ぎ、ほのかに思いを寄せたセルゲイだった……という展開。「エピソード9」は、埋め立て地に広がる地下迷宮で過去に捕獲された白ワニが、時価20億円の真珠を生んだというニュースに二課棟は沸き立つ。白ワニを探索しに行った整備班が行方不明になり、特車二課メンバーが捜索に向かうも迷宮と宝に心奪われ……という展開。
エピソード8ではミステリアスな雰囲気を漂わせるカーシャの過去にスポットが当たる。カーシャといえば、エピソード4「野良犬たちの午後」での激しい銃撃戦が印象的で、クールで男勝りのカッコよさで多くの人を魅了した。次々と明らかになっていく過去も気になる一方で、特車二課メンバーの“ゴルゴ13風”なコスプレ姿も見どころだ。そんなユーモラスな場面もありつつ、シリアスで緊張感あふれる展開や狙撃シーンの迫力に圧倒される。エピソード8には高島礼子さんがゲスト出演。エピソード9はアニメ版の「地下迷宮物件」を彷彿(ほうふつ)とさせる構成で、ファン心をくすぐる。主観視点のシーンが恐怖感をあおり、自身が体験しているかのような興奮が味わえる。第5章からは泉野明役の真野さんが歌う「大切なキセキ」が新主題歌となり、同曲はロックバンド「シャ乱Q」のたいせいさんがディレクターを務めた。18日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
真野恵里菜がおばちゃん化?ニワトリに大苦戦 「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第4章」初日舞台あいさつ
女優の真野恵里菜さんが8月30日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第4章の初日舞台あいさつに登場した。運動神経がいいことで知られる真野さんだが、第4章の撮影ではニワトリを追いかけるシーンに苦戦したといい「追いかけ方が『おばちゃんみたい』と(塩原)佑馬役の福士(誠治)さんに言われたんです。怖かったので、ビビっちゃった。(映像を見て)どんくさいかな……と思った。公開されるのが恥ずかしい」と笑顔で明かした。
また、撮影ではアドリブが多かったといい「やりすぎちゃったかな? (共演者が)キラキラしていました」と話していた。舞台あいさつには、山崎弘道役の田尻茂一さん、大田原勇役の堀本能礼さん、御酒屋慎司役のしおつかこうへいさん、押井守監督も登壇した。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。今回の新作は、押井守さんが総監督、脚本を担当。全7章のシリーズがイベント上映中で、長編が2015年のゴールデンウイークに劇場公開される予定。第4章は、特車2課に爆弾を仕掛けた犯人や“大怪獣”との戦いが描かれている。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第4章 予告編解禁!
「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の第4章のポスターと予告編映像が7月11日、公開された。第4章のエピソード7「タイムドカン」では、警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)に爆弾を仕掛けた犯人との戦いが描かれており、ポスターには98式イングラムとともに「爆弾」を大きくデザイン。エピソード6「大怪獣現わる 後編」も同時上映されることから、ポスターにはイングラムと怪獣がハリウッド映画「パシフィック・リム」さながらに壮絶なバトルを繰り広げるビジュアルも掲載されている。
予告編映像は、"名作怪獣映画"のテーマソングのような楽曲にのせて怪獣が熱海の町を襲い、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー扮(ふん)する怪しげなプロデューサーも暗躍し......という「大怪獣現わる 後編」と、千葉繁さんの爆破カウントとともに緊張感あふれる特車二課の面々が映り、爆弾魔によって仕掛けられた爆弾が特車二課のあちらこちらで連続で爆発する......という緊迫感のある「タイムドカン」の映像となっている。 「大怪獣現わる 後編」の押井守監督は「GA★PAが出た。それに尽きる。どうせみんな出ないと思ってたでしょ? だから出るって言ったでしょ。今どき特撮であることが素晴らしい」とコメント。一方、「タイムドカン」の湯浅弘章監督は「いわゆる『爆弾もの』と言われるジャンルを特車二課で表現すると、こうなりました」と語っている。第4章は8月30日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)など全国で順次公開される。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう特車2課の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。今回の新作は、押井さんが総監督、脚本を担当し、真野恵里菜さんらが出演。全7章のシリーズがイベント上映中で、長編が2015年のゴールデンウイークに劇場公開される予定。
映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第4章エピソード7「タイムドカン」特別映像公開
映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第4章エピソード7「タイムドカン」の特別映像が9月4日、公開された。
爆弾魔により特車二課のハンガー内どこかに仕掛けられた爆弾。隊員、整備員による必死の大捜索が始まる。いつ爆発するか分からない緊張感の中、捜索を続けると整備班の一人が「開封厳禁」と封がされた缶を発見した。勇気を振り絞って開封すると……。
真野恵里菜「かっこいい男性がいない...」 太田莉菜「監督にいやらしい目で見られた」 「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第3章初日舞台あいさつ(1)
女優の太田莉菜さんが7月12日、東京都内で行われた「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」第3章の初日舞台あいさつに主演の真野恵里菜さん、辻本貴則監督と一緒に登場。同作で激しいアクションシーンに挑戦した太田さんは、アクション練習を見学していたという辻本監督から「練習中、ずっといやらしい目で見られた」といい、辻本監督は突然の暴露に「ちゃんと練習を見ていたら、いやらしい目になっていたようです……」とたじたじになっていた。
もともとアクションができず、「へっぽこ状態だった」という太田さんは、アクション監督の指導のもと、練習を重ね、今作の撮影に臨んだといい、「すごくかっこよく撮っていただいた」とその出来に自信を見せ、辻本監督も「最初は(アクションが)やばかったけど、そこから練習して、撮影のころにはかっこよくできていた」と太田さんの演技を絶賛した。一方、真野さんは、アクションの練習を続ける太田さんを見て「もともと細いのに、どんどん小さくなって(痩せて)いって、大丈夫なのかなとドキドキしてました」と明かし、会場の笑いを誘った。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう特車2課の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。今回の新作は、押井守さんが総監督、脚本を務め、真野さんらが出演。全7章のシリーズがイベント上映中で、長編が2015年のゴールデンウイークに劇場公開される予定。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章」エピソード5「大怪獣現わる 前編」本編映像
「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章」エピソード5「大怪獣現わる 前編」の本編映像が公開された。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章」エピソード4「野良犬たちの午後」本編映像
「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章」エピソード4「野良犬たちの午後」の本編映像が公開された。
真野恵里菜 ミニのチャイナでセクシーに 実写版「パトレイバー 第2章」舞台あいさつ(1)
女優の真野恵里菜さんが5月31日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京都江東区)で開かれた「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の第2章の初日舞台あいさつに登場。真野さんは、ミニのチャイナドレスにツインテールという人気格闘ゲーム「鉄拳」シリーズのリン・シャオユウのコスプレ姿を披露した。
実物大8メートルのイングラム豊洲に立つ! 真野恵里菜、現場は「オトナな空間」 実写版 「パトレイバー」イベント
「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のイベントが3月17日、東京湾に面した東京・豊洲のショッピングセンター「アーバンドック ららぽーと豊洲」のシーサイドデッキで行われ、全長約8メートルの実物大98式イングラムのデッキアップ(寝ている状態からの立ち上げ)が初披露された。
実物大イングラムは4月5日から順次公開される同プロジェクトの新作撮影のために忠実に再現されたもので、デッキアップ披露の場には、「パトレイバー」が湾岸地区を舞台にしていることから、湾岸の風景が広がる豊洲が選ばれた。主人公で1号班操縦担当の泉野明(いずみの・あきら)を演じる真野恵里菜さん、第二小隊隊長の後藤田継次を演じる筧利夫さん、総監督、脚本を務める押井守監督も立ち会った。
筧さんの「パトレイバー、デッキアップ!」、真野さんの「はい!パトレイバー、出動します!」というかけ声とともに、実物大イングラムがゆっくりと立ち上がった。真野さんは、イングラムを見上げながら「デッキアップ、初めて見たときは、迫力がすごかったです......。コックピット内の撮影は、クランクインより緊張しました」と、撮影を振り返った。筧さんは「外で見ると、違いますね......。存在感が増して見えますね」と、目を離さずにじっと見つめた。
押井監督は「倒れないか、心配」とちゃかしたが、「(こだわったのは)足のディティールじゃないですかね。10倍くらい増えています。そうじゃないと歩くように見えない」と、こだわりを明かした。デッキアップしたイングラムについては「やっぱり、パトレイバーは湾岸に立っているのが、一番似合う。いい場所だと思いますよ」と満足げに語り、「自分で言うのもなんですけれど、作品はかなり面白いと思います。それでもなおかつ、アニメの方がいいんだという人もいると思うけれど、それでもいい。悪口言うためにも、ぜひ見てほしい」とメッセ-ジを送っていた。
「パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や泉野明ら隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。新作は、2013年の東京が舞台で、登場人物は特車2課の"三代目"という設定。長期的不況で手間とお金のかかるレイバーはお払い箱となっており、特車2課の第1小隊は解散、第2小隊はレイバー運用経験の継続としてかろうじて存在している状態で、98式イングラムだけは"栄光の初代"、"無個性の二代目"、"無能の三代目"に引き継がれていった......というストーリー。押井さんが全7章のシリーズと長編作品の総監督、脚本を手がけ、福士誠治さんや太田莉菜さんらも出演する。
シリーズ第1章が、4月5日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで2週間限定でイベント上映。第2章は5月31日、第3章は7月12日、第4章は8月30日、第5章は10月18日、第6章は11月29日、第7章は2015年1月10日と順次上映予定。長編劇場版は、15年のゴールデンウイークに全国公開される予定。
映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー」特報映像解禁
パトレイバー:実写版の映像公開 イングラムがリボルバー構える!
コックピット内部も2014年に実写化される「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」の映像が12月20日、公開された。映像では、主演の真野恵里菜さんが98式イングラムに乗り込む姿やコックピット内部を紹介。さらに、98式イングラムがリボルバーカノン(銃)を構える映像も公開された。
真野恵里菜、機動警察パトレイバーを語る 「カレンダ一2014」発売記念イベント
歌手で女優の真野恵里菜さんが2013年12月14日、2014年のカレンダー「真野恵里菜カレンダー2014」の発売記念握手会を東京・新宿の書店で開いた。2月に「ハロー!プロジェクト」を卒業した真野さんは今年1年を振り返り「(卒業して)結構不安も大きかったんですけど、ドラマや映画に出演して、1年前卒業を決めたときの自分の想像より充実していました」としみじみ語り、「逆に来年が不安ですが(笑い)、このまま勢いを落とさず頑張っていきたいです」と抱負を語った。
真野恵里菜、台本見て「涙が出そう」 “三代目”パトレイバー主役に大抜てきに感激
歌手で女優の真野恵里菜さんが、2014年に実写化される「機動警察パトレイバー」シリーズのオリジナル新作プロジェクト「THE NEXT GENERATION-PATLABOR-」の主役に抜てきされ2013年9月25日、千葉県内の倉庫で行われた製作発表会見に登場した。役衣装の真野さんは「台本をいただいて開いたときに、キャストで一番はじめに私の名前があって涙が出そうになりました」と、喜びを語った。
「THE NEXT GENERATION-PATLABOR-」は、約48分のシリーズ全12話と長編作品1本を組み合わせたプロジェクトで、シリーズを全7章に構成し、2014年4月から全国で順次イベント上映、15年には長編作品を全国でロードショーする予定。新作の舞台となるのは、2013年の東京で、登場人物は「三代目」という設定。長期的不況で手間とお金のかかる「レイバー」がお払い箱となっており、特車二課の第1小隊は解散、第2小隊はレイバー運用経験の継続としてかろうじて存在している状態だが、「98式イングラム」だけは栄光の初代、無個性の二代目、無能の三代目に引き継がれていった...という展開。
真野さんが演じるのは、レイバーと刑事ドラマが大好きな1号班操縦担当の泉野明(いずみの・あきら)役。格闘からシューテイングまで万能の天才的ゲーマーで、集中しすぎると周りの声が聞こえなくなる。何かといえば初代と比較されるのが悩みの種という役どころ。「今も緊張で汗がすごいんです」という真野さんだったが、「この役をこれからどうしていくか。せっかくこの役をいただいたので、真野恵里菜にしかできない泉野明を演じたい」と意気込みを語った。
そのほか、趣味はナンパの軍事マニアでお調子者という1号班指揮担当の塩原佑馬役は福士誠治さん、ロシアから赴任した2号班指揮担当のカーシャ役は太田莉菜さん、初代隊長・後藤警部補の後輩で、キレ者という第二小隊隊長の後藤田継次役は筧利夫さん、特車二課整備班長に昇進したシバシゲオ役は、アニメで声優も務めていた千葉繁さんが演じることが発表された。
太田さんは、自分の役を「現場では常に隊員をばかにしているか、整備員をたぶらかしている。たばこも吸っていて非常に楽しい役」と紹介、福士さんは「警察の役もいろいろやったけれど、こんなに勤務中にだらけた警察も初めて。こんなにスケールの大きな作品に出合うのも初めて。公開まで、ずっと盛り上がりながら応援してくださるとうれしい」とファンに呼びかけた。筧さんは「私が隊長です! (会見を生配信した)ニコ動のみんな! 今日はいっぱいつぶやいてくれたまえ!」とアピールして会場を盛り上げた。
アニメからの思い入れの強い役を実写で演じることになった千葉さんは「役作りは全くしていません。『好きにやって』といわれているので、好きにやらせていただいています」といい、「アニメのときも、シバシゲオ自体が僕だと思って、自分の顔に声を当てる感覚でやってましたが、本当の実写になって、位が上がった。日々叫びまくってほえまくっています」と熱を込めて語っていた。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械「レイバー」が実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や泉野明ら隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年にマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。
実写版「パトレイバー」 8メートルの実物大公開 押井監督と実写版キャストも発表
2014年に実写化される「機動警察パトレイバー」シリーズのオリジナル新作プロジェクト「THE NEXT GENERATION-PATLABOR-」製作発表記者会見が2013年9月25日、千葉県内の倉庫で行われ、全長8メートルの実物大パトレイバーや二課棟セットがお披露目され、主要キャストやプロジェクトの概要が発表された。実写化は、約48分のシリーズ全12話と長編作品1本を組み合わせたプロジェクトとなり、まずシリーズを劇場上映用に全7章に構成し、2014年4月から全国で順次イベント上映、15年には長編作品を全国でロードショーする予定。
新作の舞台となるのは、2013年の東京で、登場人物は、「三代目」という設定。長期的不況で手間とお金のかかる「レイバー」がお払い箱となっており、特車二課の第1小隊は解散、第2小隊はレイバー運用経験の継続としてかろうじて存在している状態だが、「98式イングラム」だけは栄光の初代、無個性の二代目、無能の三代目に引き継がれていった…という展開。
主人公で1号班操縦担当の泉野明役は真野恵里菜さん、1号班指揮担当の塩原祐馬役は福士誠治さん、2号班指揮担当でロシアから赴任したカーシャ役は太田莉菜さん、第二小隊隊長の後藤田継次役は筧利夫さん、特車二課整備班長に昇進したシバシゲオ役は、アニメで声優も務めていた千葉繁さんが演じる。
全12シリーズと長編作品の総監督、脚本を務める押井守監督は、今になっての実写化について「20年前から実写化の構想があったといい、「パト2が終わったあたりから、次やるなら実写だよねと言っていて、実際に実写化の話もあったが、もろもろの事情、お金の関係でダメだった」といい、今回の実写化については「(パトレイバーを)実写で作ってみたかったんだ」とつぶやき、「実写化のお話が僕が考えている通りだったので、やるしかない」と意気込んだ。
過去の作品を実写化しなかったことについては「監督は作る理由じゃなくて、どういうものを作るのかを考える。リメークはたくさんあるが、そもそもコピーは不可能ですから。実写としては違う物を作った方が面白いし、成功の可能性が高い」と語り、「先代はアニメで十分活躍したから、新しいものとして作ってみたかった。この機会を逃したら一生できない。今の時代を物語としてどうやっていくか。三代目の設定は、実写化には絶対必要な設定だった」と強調した。
ストーリーは、初めのシリーズで「楽しく、基本的にはばか話」の日常を描き、劇場版は「重量が必要なので、重たいテーマにならざるを得ない」と明かした。「僕が監督をするとハードになるんじゃないかと思われていますが、もともと僕はドタバタの人間。実写に関してはシリーズをやってみたいと思っていました」と語り、「僕の手応えとしてはイケてる、ここまでやってる、やっちゃったという感じになっている」と自信をにじませていた。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械「レイバー」が実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や泉野明ら隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年にマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。