進撃の巨人 テレビアニメ第2期 2016年制作を発表
諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の第2期が2016年に制作されることが11月22日、明らかになった。22日から上映中の劇場版アニメ「劇場版『進撃の巨人』前編~紅蓮の弓矢~」で発表された。同日、新宿バルト9(東京都新宿区)で、劇場版アニメの舞台あいさつが行われ、第1期や劇場版を手がけた荒木哲郎監督は、第2期について「僕も楽しみです。『さあ、来いよ!』という感じ」と意気込みを語った。
舞台あいさつには、エレン・イェーガー役の梶裕貴さん、ミカサ・アッカーマン役の石川由依さん、アルミン・アルレルト役の井上麻里奈さんが調査兵団のジャケットを着て登壇。約50メートルある超大型巨人の頭部の100分の1サイズのケーキも登場した。
「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ最大約50メートルの巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いた作品。諫山さんのデビュー作で、09年9月に月刊マンガ誌「別冊少年マガジン」(同)の創刊タイトルとして連載を開始した。コミックスは14巻まで発売されており、累計発行部数は4000万部以上を誇る。
テレビアニメ第1期は13年4~9月に放送された。劇場版「前編~紅蓮の弓矢~」はテレビアニメ第1期を再編集したもので、「後編~自由の翼~」は15年に公開予定。15年夏に前後編2部作で公開予定の俳優の三浦春馬さん主演の実写映画も話題になっている。
「劇場版『進撃の巨人』前編~紅蓮の弓矢~」 未公開場面を加え2部作で再編集
人気アニメ「進撃の巨人」を再編集した劇場版アニメ2部作の前編「劇場版『進撃の巨人』前編~紅蓮の弓矢~」(荒木哲郎監督)が11月22日に公開される。「進撃の巨人」は、諫山創さんがマンガ誌「別冊少年マガジン」(講談社)で連載している人気マンガ。劇場版は2013年に放送されたテレビアニメ全25話の総集編という位置付けで、今作は1~13話を劇場版用に再編集した前編にあたる。ダークで残酷な世界観や、主人公と凶暴な巨人とのダイナミックなバトルは必見だ。
巨人が支配する世界で、巨人から身を守るために人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き侵略を防いでいた。防壁に囲まれた街・シガンシナ地区に暮らす10歳の少年エレン・イェーガー(声・梶裕貴さん)は、まだ見ぬ壁外の世界を夢見ながら日々を送っていたが、壁を越える超大型巨人が出現したことで夢は打ち砕かれてしまう。母親を巨人に食われてしまったエレンは、復讐(ふくしゅう)を誓い巨人と戦う訓練兵団に入団し……というストーリー。
アニメ放送時から圧倒的な迫力と完成度の高い作画が好評だったが、劇場版ではブルーレイディスク(BD)用の完全修正映像で5.1リマスター音源を使用するなど、ハイレベルなクオリティーで楽しむことができる。単なる再編集にはとどまらず、訓練兵時代のエレンとジャンのエピソードといった未公開シーンなども追加されており、アニメを視聴済でも「進撃の巨人」の世界を新たな気持ちで味わえるのもうれしいところだ。迫り来る巨人や人間を捕食するシーンなどショッキングな展開も、巨大なスクリーンで見ると想像以上に恐怖感と迫力に思わず腰が引けてしまいそうになる。さらに注目は日本アニメ史上初という「4DX」版での公開。公開劇場が限られてしまうが、4DX版なら巨人とのアクションなどもより臨場感を感じさせ、物語世界にいるかのような感覚にとらわれることだろう。来年には劇場版アニメの後編だけでなく実写版も公開予定と、まだまだ「進撃の巨人」熱は冷めそうにない。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。14~25話を再編集した2部作の後編となる「劇場版『進撃の巨人』後編~自由の翼~」は15年に公開予定。(遠藤政樹/フリーライター)
レッドカーペットに巨人が!劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~ 声優・梶裕貴も登場!【第27回東京国際映画祭レッドカーペット】
アジア最大級の映画祭「第27回東京国際映画祭(TIFF)」が10月23日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕し、レッドカーペットイベントに映画「劇場版『進撃の巨人』前編~紅蓮の弓矢~」(11月22日公開)の木下哲哉プロデューサーと声優の梶裕貴さん、巨人くんが登場した。