吉永小百合、鶴瓶と夫婦役を熱望「この人となら……」 初日舞台あいさつ

吉永小百合、鶴瓶と夫婦役を熱望「この人となら……」 鶴瓶は照れ笑い 映画「ふしぎな岬の物語」初日舞台あいさつ(2)

 女優の吉永小百合さんと落語家の笑福亭鶴瓶さんが10月11日、東京都内で行われた映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の初日舞台あいさつに登場。鶴瓶さんについて聞かれた吉永さんは「昨日の(トーク番組)『A-Studio』でも、プライベートなことまでいっぱいおしゃべりしてしまって、これも鶴瓶さんの人柄によるもの」と語り、「この人となら、一緒になれるかも。そんな予感がしています」と夫婦役での共演を熱望した。

 吉永さんの言葉に、鶴瓶さんは「聞きましたか、皆さん!」と照れ笑い。これまで吉永さんのおじや弟を演じてきた鶴瓶さんは「毎回“サユリスト”の多さに驚かされる。今回も『なんでお前やねん』といわれて、僕だって傷つくことあるんですよ」とぼやきながらも、「(夫婦役が実現したら)すごい出世」と満面の笑みを浮かべた。

 舞台あいさつには、竹内結子さん、春風亭昇太さん、笹野高史さん、成島監督も登場。緊張からか竹内さんがあいさつ中にしどろもどろになる一幕も。また、スケジュールの関係で会場に来られなかった共演の阿部寛さんからの手紙も読み上げられ、吉永さんは「胸にじんときました。本当にステキな方ですよね」とうれしそうに語っていた。

 映画は、森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作で、千葉県の明鐘(みょうがね)岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々の交流を描く。吉永さんと成島監督との共同企画として発足し、吉永さんは主演とプロデューサーを務めた。喫茶店の女性店主・悦子を吉永さん、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司を阿部さん、突然里に戻ってきた常連客の娘・みどりを竹内さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさんを鶴瓶さんが演じている。

竹内結子「よく分からない」テンパってしどろもどろに 映画「ふしぎな岬の物語」初日舞台あいさつ(1)

映画「ふしぎな岬の物語」予告編 モントリオール世界映画祭で2冠

映画「ふしぎな岬の物語」予告編 モントリオール世界映画祭で2冠

 今年のモントリオール世界映画祭で、審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞をダブル受賞した「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)が10月11日から公開される。吉永小百合さんが初めて企画・プロデューサーとして名を連ね、主演も務めた。森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」を原作に、「八日目の蝉」(2011年)の成島監督がメガホンをとった。岬の喫茶店の女主人と客とのふれあいを通して、人と人のつながりを描いた人情ドラマだ。

 太陽と海に抱かれた岬の先端に、女主人・柏木悦子(吉永さん)が一人で営む「岬カフェ」がある。カフェの裏ではおいの浩司(阿部寛さん)が「なんでも屋」を営んでいる。悦子は客の顔を見てから豆をひき、ネルドリップでコーヒーを丁寧に入れる。30年の付き合いである常連客のタニさん(笑福亭鶴瓶さん)は、悦子に思いを寄せている。悦子は、純粋だが、たびたび感情的になるおいの浩司を優しく見守るが、浩司は何かと問題を起こしてしまう。漁を営む徳さん(笹野高史さん)と数年ぶりに帰郷した娘のみどり(竹内結子さん)にも、そっと寄り添って話を聞いた。たびたびやって来る常連以外の客の話も、悦子は同じようにじっくりと聞いてやった。やがて、穏やかな日々の暮らしに変化が訪れていく……という展開。

 時間の流れが止まったような落ち着いた内装の喫茶店。ここを、“弱い人”たちがたびたび訪れる。悦子は人の話をただひたすら聞いて、穏やかな口調で話し掛ける。相手を丸ごと受け止める姿勢は、まるでカウンセリングのお手本のよう。悦子の前で、相手は無意識に心の内をさらけ出していく。そんな女性が一人になったとき、ふと孤独感をにじませ、胸の内を告白する場面が印象的だ。配役に意外性がなく無難な点は否めないが、悦子を慕うおい役の阿部さんのたたずまいはいい。破天荒で不器用だが愛情深く憎めない。悦子に心配をかけながら、実は見守っているという二人の関係性も温かい。小さな共同体である村人たちの姿には、寄り添い合って生きる助け合いの精神が貫かれている。房総半島の明鐘岬と実在の喫茶店が原作のモチーフとなっているという。クラシックギタリストの村治佳織さんがメインテーマを弾いている。丸の内TOEI(東京都中央区)ほかで11日から公開。(キョーコ/フリーライター)

吉永小百合 2冠獲得「夢を見ていたような時間」 鶴瓶、タモリから嫉妬の電話?「よっぽど怒ってる」 受賞報告会見

吉永小百合 2冠獲得「夢を見ていたような時間」 受賞報告会見
鶴瓶、タモリから嫉妬の電話?「よっぽど怒ってる」 映画「ふしぎな岬の物語」受賞報告会見(2)

 女優の吉永小百合さんが初プロデュースを手掛けた主演映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督、10月11日公開)の「モントリオール世界映画祭」受賞報告会見が9月16日、東京都内で行われた。同作は「審査員特別賞グランプリ」と「エキュメニカル審査員賞」の2冠を獲得しており、吉永さんは「夢を見ていたような、そんな時間を過ごすことができたと思う。私にとってもすごく大きなこと」と喜びを語った。

 会見には、吉永さんのほか阿部寛さん、竹内結子さん、笑福亭鶴瓶さん、成島監督らが出席。吉永さんは「ベルリン映画祭は2度ともだめで、すごくつらい思いをして帰ってきた。だから今回もだめだったらどうしようと……。でも、阿部さんという強い方がいらっしゃるので、たぶんなぐさめてくださるだろうと思いながら、胸がバクバクして……」と受賞時を振り返った。吉永さんと一緒にモントリオールへ行った阿部さんは「発表のときに吉永さんの隣にいましたけれど、吉永さんの緊張が移ってきて、どうなるんだろうと。最後の方でこのままスッと終わってしまうのかなと思った瞬間の受賞だった」と話していた。

 映画は、森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作で、千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々の交流を描く。吉永さんと成島監督との共同企画として発足し、吉永さんは主演のほか、プロデューサーとして映画に携わっている。喫茶店の女性店主・悦子を吉永さん、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司を阿部さん、突然里に戻ってきた常連客の娘・みどりを竹内さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさんを鶴瓶さんが演じている。

吉永小百合 撮影現場で鶴瓶とラブラブ 「好きなんちゃうか」 完成報告会見

鶴瓶、仕事やめて吉永小百合とモントリオールへ? 映画「ふしぎな岬の物語」完成報告会見(1)
吉永小百合「フランス語を練習」に阿部寛「マズイな」 映画「ふしぎな岬の物語」完成報告会見(2)

 女優の吉永小百合さんが7月16日、自身が企画にも携わった映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の東京都内での完成報告会見に登場。同じく会見に出席した、吉永さん演じるカフェ店長にひそかに思いを寄せる常連客を演じる笑福亭鶴瓶さんは「(撮影現場でも)吉永さんは、ちょっと手をつないできたり、腕を組んできたり、普段から距離が近くて。キャッチボールのシーンでは僕の本名を呼んだりするので、『この人、ホンマに(俺のこと)好きなんちゃうか』と思った」と現場でのエピソードを明かし、笑いを誘った。

 「ふしぎな岬の物語」は森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作。千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々との心温まる交流を描いている。主人公で小さなカフェの店主・柏木悦子役を吉永さんが演じるほか、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司役を阿部寛さん、突然里に戻ってきた常連客の娘役を竹内結子さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさん役を鶴瓶さんが演じる。

 同映画は「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の出品も決定しており、吉永さんは阿部さんと現地に赴くことが決まっている。吉永さんは「モントリオールはフランス語なので、フランス語でごあいさつしなければいけないかしらと思い、これから練習したいと思っています」と語った。同行する阿部さんは「人と人との温かさというのは伝わると思う。この映画にどういう反応をしてくださるかを確かめてきたいです」と話したあと、「あと、吉永さんがフランス語を勉強するといっていたので『マズイな』と思っています」と苦笑し、会場を沸かした。

 映画は吉永さんと成島監督との共同企画として発足。吉永さんは主演のほかプロデューサーとして映画に携わっている。「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の受賞作は9月2日の早朝(日本時間)に発表される。10月11日公開予定。 

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