「美女と野獣」 エマ・ワトソンが歌い踊る! あのダンスシーンも“再現”

エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」日本版予告編公開 名シーンも登場

 日本では1992年に公開され、大ヒットしたディズニーアニメーションを実写映画化した「美女と野獣」(ビル・コンドン監督)が4月21日に公開される。「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られる英女優のエマ・ワトソンさんが、夢見がちだが聡明で芯のしっかりした美しい娘ベルを好演し、伸びやかな歌声を聴かせてくれる。もちろん、あのベルと野獣のダンスシーンも“再現”されている。

 ある城に、魔女の呪いによって野獣の姿に変えられた王子(ダン・スティーブンスさん)が住んでいた。彼が元の姿に戻るためには、魔法のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、そして愛されることが必要だった。一方、小さな村に、読書好きの聡明(そうめい)な娘ベル(ワトソンさん)が、父(ケビン・クラインさん)と暮らしていた。ある日、市場へ出かけたまま行方不明になった父を捜しに出たベルは、森の中に建つ城にたどり着く。そこは野獣の住む城だった……というストーリー。ほかに、ユアン・マクレガーさんやエマ・トンプソンさん、ルーク・エバンスさんらが出演している。

 物語の展開はオリジナルを見ていれば予想はつく。それでも、映画のハイライトである、ボールルームに続く階段を、黄色いドレスを着たベルと青いフロックコート姿の野獣がゆっくりと降りてきて、あの名曲に乗って踊り始めるゴージャスかつロマンチックなダンスシーンには、うっとりと見とれてしまった。ベルと野獣の過去や、燭台(しょくだい)や置き時計に姿を変えられた使用人たちの“素顔”を垣間見る一コマが加わったお陰で、登場するキャラクターたちにも深みが出た。ベルと心を通わせ、徐々にチャーミングになっていく野獣の表情の変化にも注目したい。21日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/フリーライター)

「3月のライオン 後編」オリジナル色濃いストーリーに 父役・伊勢谷友介も登場

映画「3月のライオン」後編予告編公開 3姉妹の父役で伊勢谷友介が登場 零の決意の一言も…

 羽海野(うみの)チカさんの人気将棋マンガが原作で俳優の神木隆之介さん主演の2部作「3月のライオン」(大友啓史監督)の後編が4月22日、公開される。原作エピソードをテンポよくまとめた前編と比べ、後編はオリジナル色の濃いストーリーが展開。いじめや家族の問題など重いテーマに踏み込んでいく桐山零役の神木さんや、後編の重要なキャラクターとして登場する伊勢谷友介さんの熱演に注目したい。

 映画は、ある日同じ下町に住む川本家の3姉妹と出会った零が、数々の対局と温かな人々との交流を通じて、棋士として、人として、ある覚悟を決めていく姿が描かれる。前編では神木さん演じる主人公・零と下町に住む川本3姉妹との出会いや、内弟子をしていた幸田家を出て行く背景などが描かれた。幸田家の長女・香子を有村架純さん、川本3姉妹の長女・あかりを倉科カナさん、次女・ひなたを清原果耶さん、三女・モモを新津ちせちゃんが演じ、染谷将太さん、佐々木蔵之介さん、伊藤英明さん、加瀬亮さん、豊川悦司さん、高橋一生さん、中村倫也さん、奥野瑛太さんらも出演している。

 原作エピソードをテンポよく忠実に再現していた前編と比べると、後編はオリジナル色が濃い印象だ。特に、川本3姉妹の前に突然、かつてほかの女性と子供を作って家を出た父親が現れて以降の展開は、(原作ファンなら特に)多少の驚きを持ってスクリーンを追うことになるかもしれない。後編では、いじめ問題や3姉妹の父親の登場などで零が周囲の人々との関係にさらに踏み込んでいく姿が印象的に描かれ零の人間的な成長を感じる。神木さんはもちろん、前編に続いていい味を出している島田役の佐々木さん、人当たりがよく軽薄な誠二郎を演じている伊勢谷さんらの熱演にも注目したい。ネタバレになるので詳細は省くが、予告編でも登場する宗谷名人と盤をはさむシーンの美しさは必見。22日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)などで公開。(河鰭悠太郎/MANTAN)

「PARKS パークス」橋本愛、染谷将太、永野芽郁出演 井の頭公園を舞台に音楽と青春が交差する

橋本愛がキュートな歌声披露 映画「PARKS パークス」予告編

 今年で開園100周年を迎える井の頭恩寵公園(東京都武蔵野市・三鷹市)を舞台に、橋本愛さんが主演した青春音楽映画「PARKS パークス」(瀬田なつき監督)が、4月22日に公開される。1960年代の恋人同士と2017年の若者の夢が音楽でつながり合うさまを、武蔵野ののどかな風景の中に映し出している。橋本さんのほか、染谷将太さん、永野芽郁さんが出演。3人が生み出すナチュラルな雰囲気が、緑豊かな公園の景色に溶け込み、青春の刹那(せつな)やきらめきを感じさせる。

 井の頭公園の脇に立つアパートに住んでいる大学生の純(橋本さん)の元に、高校生のハル(永野さん)が訪ねてくる。ハルは亡くなった父親のかつての恋人を探していた。やがて純とハルは、地元の青年トキオ(染谷将太さん)と出会い、ハルの父親たちが残したラブソングを収録したオープンリールテープを発見し、現代によみがえらせることにする……というストーリー。国内外で活躍する音楽家トクマルシューゴさんが音楽監修を務め、瀬田監督と楽曲を練り上げた。東京のインディーズシーンで注目される20組以上のアーティストによる楽曲が映画の核になっている。劇中では、橋本さんが、2年前からプライベートで始めたというギター演奏と、透明感ある歌声を披露している。

 純は、留年しそうで冴えない日々を送る大学生。トキオは、スタジオで働きながらミュージシャンになる夢を持っている。ハルは小説家になる夢を持つ。3人が、50年前のラブソングを生まれ変わらせようと、公園に繰り出す姿がなんとも爽やかで見ていて心地よい。さまざまな音であふれ、スクリーンから風まで感じる風景に、1960年代と2017年が交差する。古いものと新しいものが混在し、文化があり、緑がある吉祥寺の街の魅力がいっぱい詰まっている。すべてが自然光で撮られ、この街にいかにもいそうな3人の姿が背景に溶け込んでいる。

 今作は、2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターのオーナーだった本田拓夫さんが企画。井の頭公園開園100周年を記念してつくられた。「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(10年)の瀬田監督の作品。22日からテアトル新宿(東京都新宿区)、29日から吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市)ほか全国で順次公開。(キョーコ/フリーライター)

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