「デジモンアドベンチャー tri.」第6章「ぼくらの未来」 ついに最終章 太一が主人公らしく
人気アニメ「デジモン」シリーズの新作「デジモンアドベンチャー tri.」(元永慶太郎監督)の最終章・第6章「ぼくらの未来」が、5月5日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで上映。第5章「共生」では、メイクーモンが暴走し、主人公・八神太一が行方不明になってしまった。太一はどうなるのか……と気になっていたファンも多いだろう。公開中の第6章の予告編でも太一の姿が見られるが、本編にも太一が登場し、主人公らしく活躍する。
「デジモン」シリーズはバンダイの携帯液晶ゲーム機から生まれたアニメ。初代「デジモンアドベンチャー」は、小学生の太一たちがデジタルワールドという世界に飛ばされ、奇妙な生物デジタルモンスターと冒険する姿が描かれた。「tri.」は初代の放送開始から15周年を記念して、2014年に製作が発表された続編。「デジモンアドベンチャー02」の最後の戦いから3年後が舞台で、太一たちが高校生となって登場している。
現実世界がデジタルワールドにのみ込まれそうになり、太一が不在という絶望的な状況で、「選ばれし子どもたち」をまとめようとする石田ヤマトの姿も印象的だ。「tri.」で、ちょっと大人になった太一やヤマトたちは、進路や友人関係などさまざまな悩みを抱えていたが、第6章では、成長を感じる場面も多い。
詳細はネタバレになるので書けないが、太一の活躍には胸が熱くなる。強大な力を持つオルディネモン、光に包まれ白い羽をまとったオメガモンなどが繰り広げる派手なバトルシーンも見どころだ。
「tri.」は、第1章「再会」が15年11月に公開されてから、気が付けば約2年半がたった。ここまでキャスト、スタッフを取材してきたこともあり、終わってしまうのは寂しいもの。ただ「デジモン」自体が終わったわけではない。気が早いかもしれないが、さらなる続編にも期待したい。(MANTAN/小西鉄兵)
「劇場版 プリパラ&キラッとプリ☆チャン」 「プリティー」シリーズのキャラ集結
テレビアニメやゲームが人気の「プリティーリズム」「プリパラ」など「プリティー」シリーズの新作劇場版アニメ「劇場版 プリパラ&キラッとプリ☆チャン ~きらきらメモリアルライブ」(依田伸隆監督)が、5月5日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで上映。2011年4月にスタートした「プリティーリズム・オーロラドリーム」から、放送中の最新作「キラッとプリ☆チャン」までの人気キャラクターが集結し、ライブを繰り広げる。
劇場版は「キラッとプリ☆チャン」の桃山みらい、萌黄えも、青葉りんかが、動画「プリ☆チャン」を見ていたら、突然システムエラーが発生し、「プリパラ」の世界にワープしてしまう。みらいたちは「プリパラ」の真中らぁらや「アイドルタイムプリパラ」の夢川ゆいと出会う。作品の枠を超えて、キャラクターが集結し、「プリティー」シリーズの見どころ、3DCGのライブシーンを大画面で楽しめる。
「プリパラ」「アイドルタイムプリパラ」のユニット「SoLaMi SMILE(そらみスマイル)」と「DressingPafe(ドレッシングパフェ)」のライブを大画面で見られるのは“プリパラロス”なファンにはうれしいところ。「アイドルタイムプリパラ」は3月に終了したばかりだが、懐かしさを感じた。
「プリティー」シリーズの劇場版ではおなじみになりつつある分岐コースが用意される。上映週によってプリティーリズムの「オーロラドリーム」「ディアマイフューチャー」「レインボーライブ」の3コース。プリティーリズムの懐かしのキャラクターが登場する。約7年にわたって続いてきた「プリティー」シリーズの伝統を感じたり、各作品のそれぞれのテーマを再発見できるのも、オールスター作品ならではの魅力だろう。
テレビアニメと同じく、林鼓子さんがみらい、久保田未夢さんがえも、厚木那奈美さんがりんかをそれぞれ演じる。「がん がん がんこちゃん」などの10GAUGE(テンゲージ)が製作する。(MANTAN/小西鉄兵)