俳優の内藤剛志さんが8月11日、人気ドラマシリーズ「科捜研の女」(テレビ朝日系)の映画「科捜研の女 -劇場版-」(兼崎涼介監督、9月3日公開)の完成報告イベントに主演の沢口靖子さんらと登場。内藤さんは、劇中で“シリーズ史上最強の敵”の天才科学者・加賀野亘役を演じる佐々木蔵之介さんについて、「難しい言葉を早い言葉で言えるので、普通だったら体温のないような逸脱した科学者を、熱を持って、人間として演じている。本当に素晴らしい。映画に力をくれました」と絶賛。ただ、「すごい役者っているんですね」としつつ、「なので、僕はつぶしていこうと思っています。自分の老人ホームの頭金を貯めるために蔵之介の仕事を取っていこうと思います」とおどけて、会場を沸かせた。
イベントでは、佐々木さんからのメッセージ動画も公開。佐々木さんが「内藤さんには『京都の仕事場を荒らすな』と(言われた)……いや、僕こそが京都人なんです」と笑いながら語る姿が映し出されると、内藤さんは「あいつ、京都生まれなのに東京で仕事しているでしょ。僕、京都に本籍移したんですよ。あいつは京都を捨てた男です!(笑い)」と冗談交じりにコメントし、笑いを誘っていた。
また、内藤さん演じる京都府警捜査一課の刑事・土門薫と、沢口さん演じる主人公の法医研究員・榊マリコとの関係について聞かれると、「みなさんはたぶん、恋愛につながるんじゃないかと楽しんでいただいていると思いますが、僕たちの中では、あまりその話をしないんです」と回答。「あえて言うなら、兄妹以上親戚未満。要するに、そこに恋愛感情はない関係。同志であるとか、そういうふうに思います」と自身の考えを明かしていた。
イベントには若村麻由美さん、風間トオルさん、金田明夫さん、斉藤暁さん、山本ひかるさん、石井一彰さんも出席した。
「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所、通称「科捜研」の法医研究員・榊マリコが、法医学、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して、現場に残された遺留品から研究所の仲間たちと事件の真相に迫る姿を描く人気ミステリードラマシリーズ。映画では、科捜研が現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る“シリーズ史上最強の敵”に立ち向かう。