女優の上白石萌歌さんと俳優の井之脇海さんが出演する「キリン 午後の紅茶」の新CMが12月5日、公開された。新CMは、上白石さんと井之脇さん演じる高校生カップルの恋愛模様を描いた、2016年から続くCMシリーズの4作目にして、完結編。連続ドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系)での共演も話題になった2人が、遠距離恋愛をする恋人同士を演じている。5日から全国で放送。
新CMは「あいたいって、あたためたいだ。18冬」編で30秒と60秒の2パターン。駅のホームにたたずむ制服姿の上白石さんが、遠距離恋愛中の恋人との過去を回想しながら、5人組バンド「HY(エイチワイ)」の名曲「366日」を熱唱。すると、やってきた電車から井之脇さんが降りてきて……という内容。過去の同CMシリーズで、上白石さんの恋のライバルを演じた白石聖さんも登場する。
上白石さんは、「2016年から始まったこのシリーズがここまで続いて、時間の経過とともにストーリーを追っていけることを心からうれしく思います。私にとってはCMというよりも、一つの作品のような感覚です。初回から変わらないキャスト、スタッフの皆さんと一緒に撮影できることの幸せをかみしめながら臨みました」と今回のCMを振り返った。
また、CMシリーズ第1作のロケ地で、今回もロケを行った南阿蘇鉄道の見晴台駅について、「素朴で温かいたたずまいは変わらず、空の高さや空気の甘さに今回も感動してしまいました。いつだって待っていて迎え入れてくれる。私にとって第二の故郷のような場所です」とコメント。今回歌唱した「366日」については、「HYさんの楽曲の中でも特に好きで、高校時代によく聴いていました。苦しくて心に突き刺さるようなこの曲に、よく涙してしまっていたのを覚えています。歌い上げるのはとても難しかったのですが、自分なりにかみ砕いて大切に歌わせていただきました。たくさんの方に届いてほしいです」と語っている。