俳優の三浦貴大さんが12月7日、東京都内で行われた主演映画「ゴーストマスター」(ヤング・ポール監督)の公開記念舞台あいさつに登場。夏の廃校という過酷な現場で撮影された本作。初日にポール監督がダウンするアクシデントがあったことを明かし、三浦さんは「プロデューサーが飛んできて、『監督が倒れたので、しばらく待っててもらえますか』と。『えー』と思って、慌てて、興味本位で見に行ったら、横たわった監督がいて、面白かったです」と振り返っていた。
舞台あいさつには成海璃子さん、ボーカル・ダンスユニット「M!LK(ミルク)」の板垣瑞生さん、永尾まりやさん、原嶋元久さん、手塚とおるさん、柴本幸さん、森下能幸さん、川瀬陽太さん、寺中寿之さん、ポール監督が登場した。
ポール監督が倒れた時のことを、板垣さんは「めちゃめちゃ心配していましたよ」と語っていたが、当のポール監督は「2時間ぐらいで再開できましたけど、よく再開できましたよね(笑い)」とあっけらかんと語っていた。
名前だけは“巨匠”で“一流”だが、断れない性格で要領の悪い、B級ホラーを愛する気弱な映画オタクの助監督・黒沢明。いつか監督として撮ることを夢見て、書き温めていた脚本「ゴーストマスター」が心の支えだった。ある撮影現場で、うっ積した黒沢の不満と怨念のような映画愛が、脚本に悪霊を宿し、撮影現場を地獄へと変えていく……というストーリー。