BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「猛暑で景気浮揚？！　冷やし◯◯を楽しむ」と題して、夏の冷やし関連商品を紹介した。

　夏の暑さと景気には深い関係があり、三菱UFJモルガンスタンレー証券景気循環研究所の調べによると、7、8月の平均気温が1度上昇すると、ビールやエアコンなどの夏物の需要が促進されて、個人消費が1313億円増加し、景気を加速する効果があるという。

暑さを町おこしにもつなげようという動きがあり、山形県内では、約400店舗の理容室で、冷やしシャンプーのサービスを展開している。「冷やしシャンプー」は、山形の月山の水とサクランボエキスが入ったメントール系のシャンプーで、冷蔵庫や氷などで冷やして使用するという。

　山形市では、1933年7月25日に当時の日本の最高気温40.8度を記録し、それ以来、気温の暑い県と知られ、1990年代後半に、山形市の理容室が客にひと時の涼しさを感じてもらうために「冷やしシャンプー」を始めたも。その後2007年8月16日に40.9度を記録した埼玉県熊谷市が　暑さを売りにした町おこしをしようということで山形県の冷やしシャンプー推進協議会と熊谷市の理容組合が友好姉妹団体の盟約を結んで、シャンプーやのぼり、ポスターなどを提供して、暑い都市同士で協力し合っている。

　また、山形市の栄屋本店で、「夏には冷たいそばを食べるんだから、ラーメンも冷たいのが食べたい」という客のリクエストに応え、1952年に「冷やしラーメン」が生まれ、山形の郷土料理として定着している。

2015年7月26日放送

放送時間：BS11毎週日曜日 午後6時00分～6時55分

キャスター：

元村　有希子（毎日新聞編集委員）

田野辺　美鈴

コメンテーター：

山路　徹（ジャーナリスト）

BizBuzコーナー

出演：猪狩　淳一（毎日新聞デジタル）