映画「ぜんぶ、ボクのせい」の予告編が5月27日、公開された。自主制作映画で世界中の映画祭を席巻した松本優作監督の商業デビュー作。オーディションで選ばれた新人・白鳥晴都さんが主演、ヒロインを川島鈴遥さんが務め、オダギリジョーさんも出演。同作のエンディングテーマには大滝詠一さんの「夢で逢えたら」が使用されている。
児童養護施設で母の迎えを待ちながら暮らす優太(白鳥さん)は、ある日、偶然母の居場所を知り、会いたい一心で施設を抜け出す。しかし、そこにいたのは同居する男に依存し自堕落な生活を送っている母だった。絶望した優太は、当てもなく海辺を歩いていると、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本(オダギリさん)に出会う。何も聞かず自分を受け入れてくれる坂本と、わずかな金銭を稼ぎながら寝食をともにする。裕福な家庭に育つも、家にも学校にも居場所がない少女・詩織(川島さん)とも顔見知りになり、優太は自分と同じ寂しさを抱えながらも心優しい詩織にひかれていく。しかしそんな穏やかな日々もある事件によって終わりを告げ……というストーリー。
追加キャストも発表され、優太の母親・松下梨花役で松本まりかさん、梨花の男役で若葉竜也さん、優太と坂本が廃品回収したものを売りに行くリサイクル工場で働く片岡役で仲野太賀さん、優太がいる施設の職員・中川千里役で片岡礼子さん、同じく施設の職員・宮本由美香役で木竜麻生さん、地元の警察署に勤めている刑事・白石凌役で駿河太郎さんも出演する。映画は8月11日公開。