俳優の伊藤淳史さんが、10月に公開される映画「ボクは坊さん。」(真壁幸紀監督)に主演することが6月26日、明らかになった。これまでティザーサイトには後ろ向きの住職の姿が公開されていたが、これも伊藤さんだったことが分かった。また伊藤さんの「丸刈り坊さん」姿と約1分半の予告編映像、ポスターも公開されたほか、山本美月さん、溝端淳平さん、濱田岳さん、松田美由紀さん、イッセー尾形さんらの出演も発表された。
映画は、コピーライターの糸井重里さんが主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載された白川密成さんの同名小説(ミシマ社)が原作で、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフが集結して実写化する。物語は、四国を舞台に、祖父の死をきっかけに住職の世界に足を踏み入れたお坊さんと、その周囲の人たちの日常をコミカルに描きながら、お葬式や結婚式といった人生の節目を通して、生死とは何かを伝える……というストーリー。
主演の伊藤さんは「当たり前の様に繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」と話し「お坊さんの役を演じさせていただき、お寺の世界の厳しさや、美しさを、身をもって感じることができました」とコメントしている。