俳優の堺雅人さんが、2013年に大ヒットしたドラマ「半沢直樹」(TBS系)以来の銀行員役を演じた三井住友銀行の新CMが10月25日、公開された。堺さんは、うなずきと笑顔で客の相談を引き出すという役どころで、決めぜりふの「倍返しだ!」などと言い放つ半沢とは「全然違う銀行員」とコメントしている。
CMは、「まるごと話せる人(夫婦の夢)」編と「まるごと話せる人(親の本音)」編で、堺さんが銀行員を演じ、夫婦の夢編では、相談に来た不安げな老婦人の話に黙ってひたすら耳を傾け、老婦人の表情が堺さんの笑顔で次第にやわらぎ、心を開いていく姿が描かれる。親の本音編では、堺さんは顔見知りの老紳士の退職金についての相談に乗っていると、だんだん老後の話になり、「息子夫婦に迷惑はかけたくない」と誰にも打ち明けられなかった言葉を漏らし、堺さんのほほ笑みに「少し楽になりました」とスッキリした表情になるというもので、堺さんは「はい」だけで相手の心を開く銀行員を見事に演じている。
堺さんは「以前銀行員の役をやらせていただいた時は、また全然違う銀行員だったんですが、今回の役を通して、銀行員の役って本当にいろいろあるんだなあと思いました」と語っている。
CMは25日から全国で放送される。