女優の永野芽郁さんが10月20日、東京都内で行われた主演映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督、10月29日公開)の学生限定試写会イベントにサプライズで登場した。同作の上映後に登場した永野さんは、詰めかけた高校生と大学生の大きな歓声を浴び、「私、一緒に(映画を)見ていたんですよ」と明かすと、学生たちの歓声が倍増。学生のリアクションに喜びつつ、「すすり泣いている声が聞こえたりして、うれしかったです。久しぶりに皆さんの声を直接、聞けた気がしてすごくうれしい気持ちです」と笑顔を見せた。
学生から永野さんへの質問コーナーもあり、学生のうちにやっておきべきことを尋ねられてると「自分が社会人になって、『あのときに強制的に椅子に座って勉強できる時間って貴重だったんだな』って気づいた。もうちょっと早く気がつけば良かった。授業の半分くらいは聞いて勉強してほしいな」とエールを送るなどして、学生たちとのつかの間のひとときを楽しんだ。
この日は、同作に出演する田中圭さんから学生へ向けたメッセージ動画が上映され、永野さんは動画の田中さんに“呼ばれる”形で会場に姿を現した。
映画は、瀬尾まいこさんの小説が原作。血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わった優子(永野さん)は、わけあって義理の父親・森宮(田中さん)と2人暮らしをしている。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる梨花(石原さとみさん)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉さん)に愛情を注ぎ、共に暮らしていたが、ある日突然、姿を消してしまう。そして、森宮にも優子に隠していた秘密があった。優子の元に届いた一通の手紙をきっかけに、全く違う二つの物語が交差する……と展開する。