俳優の多部未華子さんが11月17日、主演を務める「連続ドラマW シャドウワーク」(WOWOW、23日午後10時放送・配信スタート)の完成報告会に出席した。
夫から長年にわたりDV(ドメスティックバイオレンス)を受ける専業主婦の紀子を演じた多部さんは「本当にこういう目に合っている方が実際にいらっしゃるのかな?と、初めは信じられないくらいでした。台本を読んでも、そんなことはあるのかな?という気持ちになったけど、紀子の強い意志、筋が通ったところは大事にしたまま演じられたら、と思って撮影に参加していました」と振り返った。
DVのシーンについては、「こんなことを言ったら不謹慎かもしれませんが、どういう風に演じたら痛々しく見えるか、と。痛々しくないとその後の展開に繋がらないので、スタッフの皆さんとたくさん話し合って痛々しいシーンができたのかなと思っています」と話した。
本作は江戸川乱歩賞作家の佐野広実さんによる同名小説が原作で、DVの被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てで生きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くミステリー。「江ノ島のとある家で人生を取り戻していく女性たち」と「館山で発見された女性の不審死を捜査する刑事」という、一見すると交錯することのない二つの視点で展開していく。
報告会には、桜井ユキさん、ボーイズグループ「JO1」の川西拓実さん、石田ひかりさん、寺島しのぶさんも出席した。