映画「最後の命」(松本准平監督)の公開初日舞台あいさつが11月8日、東京都内で行われ、主演の柳楽優弥さんや矢野聖人さん、比留川游さん、松本監督が登場した。舞台あいさつで松本監督は、小泉香里役を演じた比留川さんついて「最初の本読みで『失敗したかな』と思ったが、現場では見事に演じた。センスがある」と語った。
「最後の命」は、幼少期に集団婦女暴行事件に巻き込まれた明瀬桂人(柳楽さん)と冴木裕一(矢野さん)の2人。事件の記憶に苦しみながらも成人した桂人は、人と肌を重ねることにけがれを感じ、デリヘル嬢や心を病み入院をしている同級生で恋人の小泉香里(比留川游さん)との電話という最低限の人との関わりの中で暮らしている。ある夜、高校卒業以来7年ぶりに冴木と再会するが、桂人の部屋で顔見知りのデリヘル嬢が殺された状態で発見される。警察の取り調べを受けた桂人は、冴木がある事件で全国指名手配中の容疑者であることを知り……というストーリー。