俳優のハリソン・フォードさんが10月23日、東京都内で行われた映画「ブレードランナー 2049」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、27日公開)の会見に出席。約9年ぶり10回目の来日をしたフォードさんは「同じ役を、長い時間を経てもう一度演じるのはどういう気持ち?」と聞かれると、「やっちゃいけないんですか?」とちゃめっ気たっぷりに聞き返しつつ、その思いを明かした。
映画は、人気SF映画「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督)の続編。会見には、共演のアナ・デ・アルマスさん、シルビア・フークスさん、ヴィルヌーヴ監督も出席した。
--監督が前作を見たときの感想と、前作が今まで制作した作品に与えた影響を教えてください。
ビルヌーブ監督:私と同じ年代の監督はブレードランナーという作品に影響を与えられました。(映画を見た)以前と以後では大分ちがうと思います。スコット監督の照明の使い方、雰囲気の作り方など、全く見たことがない世界観でした。
--昨日はオフだったということですが、何をして過ごしていましたか?
フォードさん:昨日は、雨だったのでショッピングモールを歩いていました。(宿泊した部屋は)とても高層だったので2日間、雲に囲まれていました。今朝になって、やっと富士山や景色を見ることができました。
--今回、どこか行きたい場所はありますか?
フォードさん:東京と京都には何度も来ています。今回は地方に自分の運転でドライブに行きたい。日本のいろいろなところを見てみたいです。
--「スター・ウォーズ」のハン・ソロを30年以上たって再演し、インディー・ジョーンズも長い時間を空けて演じられました。同じ役を長い期間空けてもう一回演じることは、どういうお気持ちなのでしょうか?
フォードさん:やっちゃいけないですか? 自分が何度も出演する映画は、ファンが多い映画です。みんな楽しみに待っていると思います。俳優としてハン・ソロが30年たってどうなっているか。デッカードが35年たってどうなっているか。時の流れがどういう影響を与えているのか。(キャラクターの)人生を演じることは俳優として興味深いことであるので、自分が昔演じた役にトライしています。