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BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「ウエアラブル端末 最新事情」と題して、話題のウェアラブル端末の技術に注目した。
昨年発売されたアップルウオッチのヒットなどで話題のウェアラブル端末。リストバンドや時計型など多くの商品が既に発売され、かなり身近な存在になってきた。そんなウェアラブル端末の最新技術が一堂に会した展示会「ウェアラブルエキスポ2016」が、東京ビッグサイトで1月13日〜15日に開かれた。2回目となる今年は、国内外から8万人以上が来場し、中には1時間待ちのブースもあるほどの盛況ぶりだった。
特に注目度が高かったものを紹介すると、まずメガネ販売大手「メガネスーパー」が開発したウェアラブル端末「ビージー」は、「メガネを知り尽くしたメガネスーパーにしかできないウェアラブル」をコンセプトとしたもので、最大の特徴は普通のメガネをかけたまま装着できること。多くのメガネ型ウェアラブルは、普段メガネを付けている人は、メガネの上から装着するか、メガネを外さなければならなかったが、「ビージー」は、メガネのつるの部分に装着するように設計されており、自分にあったフレームで度付きのメガネにも使うことができる。さらに左右に別れているため、目の幅に合わせてビューアーの位置を細かく調整できる。メガネメーカーならではの、見え方や掛けごごちにこだわった疲れにくい端末という
。
次ぎは、センサーやソフトウェア開発などを行うベンチャーの「アニコール」が開発した「動物の気持ちがわかる」というウェアラブル端末「しらせるアム」。首輪型の端末を犬や猫に装着することで、内蔵されたセンサーで運動量などを測定。その結果を解析して、興奮、リラックス、つまらない、など動物の状態が分かるという。結果はブルートゥースでスマートフォンに送信されるのhで、活動状況や食事状態などの日々の情報を収集し、動物たちの健康管理に役立てることもできる。
こうした端末自体よりも注目を集めていたのが、ウェアラブル端末に活用できる「部品」や「技術」。そのひとつが、セメダインが開発した特殊な接着剤で、電気を通すため、布やゴムなどの変形する素材にも直接電気回路を描くこどができる、硬い基盤や配線コードが不要になるため、装着感が重視されるウェアラブル端末の分野で活用が注目されている。この接着剤を使って製作されたのが「着るセメダイン」で、接着剤を使って布に直接LEDライトを貼り付けたもの。このように衣類、シューズ、帽子などへの利用が期待されており、ウェアラブル端末の普及に向け、このような日本の技術が不可欠になるだろう。
2016年1月31日放送
放送時間:BS11毎週日曜日 午後6時00分~6時55分
キャスター:
元村 有希子(毎日新聞編集委員)
田野辺 美鈴
コメンテーター:
山路 徹(ジャーナリスト)
BizBuzコーナー
出演:猪狩 淳一(毎日新聞デジタル)