「第57回ミス日本コンテスト2025」の最終審査が1月27日、東京都内で開かれ、演歌歌手・石川さゆりさんの姪（めい）、石川満里奈さん（19）がグランプリに輝いた。石川さんからは「満里奈らしく頑張って」と声をかけてもらったことを明かし、「10代最後の思い出をみんなとつくっておいでと言ってもらいました」と話した。

　満里奈さんは、東京都出身、フェリス女学院大文学部1年。169センチ。趣味はカフェ巡り、アーチェリー、音楽鑑賞。将来の夢は「得た知識を人のために役立てる志を持ち続ける」こと。俳優としても活動している。

　満里奈さんは“おば”の存在について、「着物をすごく大切にしていますし、人との関わりを大切にしているのも間近で見てきました。そのような姿に近づけるように頑張っていきたいと思います」と語った。

　俳優としては「演技などを通して、見てくださる方の人生の一部になれるような俳優を目指しています」といい、「小さい頃から長澤まさみさんが憧れの存在です。演技やモデル活動も行っていて、一番の憧れです」と目を輝かせていた。

　石川さんと同じ“歌の世界”での活動について聞かれると、「歌うことも大好きで、小学生の時に合唱団に入団した経験もあるので、機会があれば」と歌手活動の可能性についても言及していた。

　「ミス日本コンテスト」は内面・外見・行動の三つの「日本らしい美しさ」を磨き、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を問う。1950年から開催され、これまでに女優の山本富士子さんや藤原紀香さんらを輩出している。この日の最終審査では、12人のファイナリストが着物審査、ドレス審査、スポーツウエア審査に挑んだ。