俳優の堤真一さんの主演映画「泣くな赤鬼」(兼重淳監督、6月14日公開)の特別映像が5月20日、公開された。映像にはプロ野球・読売ジャイアンツの上原浩治投手のメッセージが収められている。
映画は重松清さんの短編集「せんせい。」(新潮文庫)の一編を実写化。「赤鬼先生」と呼ばれていた城南工業野球部監督の小渕隆(堤さん)は、甲子園出場一歩手前まで行くも夢かなわず、今では、野球への情熱が衰え、定年間際の中年になっていた。
ある日、かつての教え子のゴルゴ(柳楽優弥さん)と偶然、病院で再会。野球の素質はあったが、こらえ性のない性格のため挫折し、高校を中退したゴルゴだったが、雪乃(川栄李奈さん)と結婚して家庭を築いていた。しかし、ゴルゴは末期がんで余命半年という。赤鬼はゴルゴのために、かつて彼が挑むはずだった甲子園出場を懸けた決勝戦の再現試合を企画する……というストーリー。