俳優の松山ケンイチさんが6月27日、東京都内で行われた主演映画「天の茶助」(SABU監督)の公開初日舞台あいさつに登場した。
「天の茶助」は、SABU監督が書き下ろした小説を基に自らメガホンをとり映画化。沖縄を舞台に、天界で下界の人間たちの人生のシナリオを書いている“脚本家”に茶を配る「茶番頭」の主人公が、恋心を抱いてしまった人間の女性が死ぬ運命にあることを知り、命を救うために下界へ降り立ったことで起きる騒動を描く。主人公の早乙女茶助を演じる松山さんは、SABU監督とは「うさぎドロップ」(2011年)以来のタッグ。ヒロインは女優の大野いとさんが演じる。
天界では数多くの脚本家が地上で生きる人間たちの“シナリオ”を書き、人間はそのシナリオに沿って人生を送っている。茶番頭の茶助(松山さん)は、シナリオの中で生きる人間たちを見ているうちに、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野さん)に恋心を抱いてしまう。しかし、ユリが交通事故で死ぬ運命にあることを知ってしまった茶助は、ユリを救いたいという思いから天界を抜け出し、ユリの暮らす沖縄へと降り立ち……というストーリー。
舞台あいさつには松山さんのほか、大野さん、伊勢谷友介さん、玉城ティナさん、主題歌のMs.OOJAさん、SABU監督が登場した。