女優の小松菜奈さんが5月3日、東京都内で行われた「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」（日プロ大賞）の授賞式に登場。光沢のある白のトップスと金色のロングプリーツスカートというゴージャスな姿で、自身が出演した映画「バクマン。」で作品賞を受賞した大根仁監督とプロデューサーの川村元気さんに花束を手渡した。

　小松さんは「この作品に携われて光栄に思います。改めておめでとうございます」と祝福。大根監督は「まずはヒットさせることを命題に作ったんですが、ありがたいことに、いろんな賞をいただいた」と受賞を喜んだが、小松さんの演技については「とにかくすげえ下手だったんですよ」と酷評して小松さんを困らせた。それでも「一番光るものがあったからこの人に懸けた」と起用理由を伝えられると、小松さんは「（大根監督は）最後のシーンとかも、粘ってくださった。あきらめずに『できるできる』と思ってくれていた」と、うれしそうに撮影を振り返っていた。

　「日プロ大賞」は1992年にスタートした映画賞で、「評価が高いにもかかわらず、他の映画賞で受賞に至らなかった作品、さまざまな理由から興行面でいい結果が出せなかった作品」などにスポットを当てているのが特徴。今年で25回目で、大根監督と川村さんのほか、「さよなら歌舞伎町」などで主演男優賞を受賞した染谷将太さん、「ピース オブ ケイク」（田口トモロヲ監督）などで主演女優賞を受賞した多部未華子さん、「野火」で監督賞を受賞した塚本晋也監督らが登壇し、「さよなら歌舞伎町」に出演した前田敦子さんや「野火」に出演したリリー・フランキーさんがお祝いにかけつけた。