5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)が、小学館の情報誌「DIME」のその年のトレンドを映し出すヒット商品などを表彰する「第25回2012小学館DIMEトレンド大賞」で、パ・リーグ優勝を果たしたプロ野球の北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督とともに「話題の人物賞」に選ばれ11月12日、東京都内のホテルで開催された授賞式に登場した。百田夏菜子さんは「私たちは『DIME』さんとは縁もゆかりもありませんが、活躍を見てくださって賞に選んでいただけて、目頭が熱くなります。私たちみたいなお調子者が賞をいただけるなんて......」と会場を爆笑させるあいさつをし、「これからも話題を提供していければと思いますが、そうそうないと思うので、またお会いできれば!」と頭を下げた。
同じく「話題の人物賞」に選ばれた栗山英樹監督は「僕が、というよりも、選手がもらったということだと思います。最高の選手たちです。話題になったということは見ていただけた」と喜んだ。ももクロについては「詳しくは知らないんですけれど、(名前は)知っています」と話してメンバーを喜ばせ、「ぜひ選手を元気づけてほしい」と始球式のオファーをしたが、メンバーは口々に「ぜひと言われたんですが、結構プロ野球とは仲がいい。でも長いものには巻かれるタイプなので、ハムを送っていただければ、駆けつけます」と付け届けを要求して栗山監督を困らせ、さらに決めポーズや、決めぜりふで自己紹介するおきまりの「出欠」も栗山監督に強制して、会場を盛り上げていた。
ももクロは、メンバーが学生メーンのため「週末ヒロイン」として土日を中心に活動し、歌も踊りも全力投球で人気が急上昇。男性のみならず女性からも支持され、歌やCM、映画、バラエティーなど多方面で活躍していることで選ばれた。栗山監督は、惜しくも日本一は逃したものの、コーチ経験のない指導者ながら、就任1年目でリーグ優勝を果たした史上3人目の快挙を成し遂げ、プロ野球界を大いに盛り上げたということで選ばれた。
「小学館DIMEトレンド大賞」は、ビジネスからエンターテインメントまで、その年のトレンドを映し出す注目商品、ヒット商品、先見性のある商品に贈られる賞で、今年で25回目。同誌や新聞広告、電車内の中づり広告などで一般投票を募り、その結果を踏まえて同誌編集部が協議して決定している。話題の人物賞、特別賞は編集部が独自に選定した。すべての賞から選出された今年の「トレンド大賞」は、NHN Japan株式会社「LINE」だった。(毎日新聞デジタル)
各部門賞は以下の通り。(敬称略)
「AV・IT部門」 アップルジャパン「iPhone5」▽インテル株式会社「Ultrabook」▽NHN Japan株式会社「LINE」▽日本マイクロソフト株式会社「Windows8」
「ライフスタイル部門」 キリンビバレッジ株式会社「キリン メッツコーラ」▽シャープ株式会社「COCOROBO」▽東洋水産株式会社「マルちゃん生麺」▽パナソニック株式会社「スマート家電」
「レジャー・エンターテインメント部門」 NEXCO中日本「新東名高速道路」▽東日本旅客鉄道株式会社「東京駅再開発」▽Peach Aviation株式会社「Peach」▽本田技研工業株式会社「N BOX」
「特別賞」 東京スカイツリー(東武スカイツリー株式会社)
「話題の人物賞」 ももいろクローバーZ(アイドルグループ)▽栗山秀樹(プロ野球・北海道日本ハムファイターズ監督)