モデルの嵐莉菜さんが主演し、俳優の奥平大兼さんも出演する映画「マイスモールランド」(5月6日公開)のワールドプレミアが2月12日(現地時間)、第72回ベルリン国際映画祭で行われた。本作の川和田恵真監督がベルリンに現地入りし、今回、現地での参加がかなわなかった主演の嵐さんと共演の奥平さんの2人は、コメントを映画祭へ寄せた。
祖父がドイツ人である嵐さんは、自身のルーツに縁を感じたことをコメントし英語とドイツ語であいさつ。奥平さんも流ちょうな英語であいさつした。
映画は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」の気鋭の新人監督である川和田監督の商業映画デビュー作。嵐さんが埼玉に住む在日クルド人の高校生・サーリャ、奥平さんが東京に住む少年・聡太を演じる。クルド人の家族とともに生まれた地を離れた後、幼い頃から日本で育った17歳のサーリャ。同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていた彼女と家族は、あるきっかけで在留資格を失い、これまで当たり前だった日常が一変する……という物語。