テレビアニメ「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」などで知られる湯浅政明監督が手がける劇場版アニメ「夜明け告げるルーのうた」が5月19日に公開されることが19日、分かった。湯浅監督が手がける初めての完全オリジナルの劇場版アニメで、「午前3時の無法地帯」などのマンガ家のねむようこさんがキャラクター原案、「ガールズ&パンツァー 劇場版」などの吉田玲子さんが脚本、「思い出のマーニー」などの村松崇継さんが音楽を担当する。
また、女優の谷花音さんが人魚の少女・ルー、俳優の下田翔大さんが中学生の少年・カイの声優を務め、柔道家の篠原信一さん、お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんとノブさん、俳優の柄本明さん、声優の斉藤壮馬さん、寿美菜子さんも出演する。歌手の斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」が主題歌となる。
谷さんは「私が演じた人魚・ルーは、天真らんまんで、歌とダンスが大好きなキャラクターです。友達と一緒に力を合わせて、海の仲間を助ける友情もありますし、ルーをはじめ、可愛い海の仲間たちがたくさん登場しますので、ぜひ見てください!」とコメントを寄せている。
アニメは、寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイが、人魚の少女・ルーと出会い、交流を深めることで次第に心を開いていく……というストーリー。人魚は災いをもたらす存在と言われており、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれ、町に危機が訪れる中、カイが心からの叫びで町を救おうとする。
◇スタッフ(敬称略)
監督:湯浅政明▽脚本:吉田玲子、湯浅政明▽音楽:村松崇継▽主題歌 「歌うたいのバラッド」斉藤和義▽キャラクターデザイン原案:ねむようこ▽キャラクターデザイン/作画監督:伊東伸高▽美術監督:大野広司▽フラッシュアニメーション:アベル・ゴンゴラ、ホアンマヌエル・ラグナ▽撮影監督:バテイスト・ペロン▽劇中曲・編曲:櫻井真一▽音響監督:木村絵理子▽制作プロデューサー:チェ・ウニョン▽アニメーション制作:サイエンスSARU▽製作:清水賢治、大田圭二、湯浅政明、荒井昭博▽チーフプロデューサー:山本幸治▽プロデューサー:岡安由夏、伊藤隼之介▽企画協力:ツインエンジン