俳優の新田真剣佑さんと北村匠海さんがダブル主演する映画「サヨナラまでの30分」(萩原健太郎監督、2020年1月24日公開)の予告編映像とポスタービジュアルが11月19日、公開された。「この世界からいなくなったアイツが、僕たちの世界を変えたんだ」という北村さん演じる颯太のナレーションから始まる映像では、新田さん演じるアキと颯太、アキの恋人、カナ(久保田紗友さん)の切ない三角関係が描かれている。
人付き合いが苦手な颯太は、1年前に死んだミュージシャンのアキが残したカセットテープを拾ったことから、アキの姿が見えるようになる。カセットテープが再生される30分だけ颯太とアキは体を共有できるようになったことから、アキは、かつて所属していたバンド「ECHOLL(エコール)」の再結成と、元メンバーで恋人だったカナの笑顔を取り戻すために、颯太の体を借りて行動していく。
最初は戸惑いつつも、やがて颯太を受け入れ始めるかつての仲間たち。しかし、アキがいなくなって音楽をやめたカナだけは、颯太が歌う姿にアキを重ねてしまい、バンドに戻ってこなかった。颯太の体を使ってカナに再会するアキだったが、やがてに颯太自身がカナに引かれはじめていることに気づく……。予告編では、劇中バンドの「ECHOLL」によるリード曲「瞬間(sayonara ver.)」に加え、もう一つのリード曲で、アキと颯太が歌う「もう二度と」も解禁されている。
さらに、牧瀬里穂さんがカナに明るく寄り添う母・村瀬しのぶを演じるほか、就活に苦戦する颯太を見守り、そっと背中を押す父・窪田修一役で筒井道隆さん、「ECHOLL」を応援し、地元のフェスを主催する音楽プロデューサー・吉井冨士男役で松重豊さんの出演も明かされた。