俳優の北村匠海さん主演の映画「明け方の若者たち」(松本花奈監督、12月31日公開)の予告映像が9月29日、公開された。また、人気バンド「マカロニえんぴつ」が主題歌を担当することも発表された。タイトルは「ハッピーエンドへの期待は」。
映画は、ウェブライター・カツセマサヒコさんの青春恋愛小説「明け方の若者たち」(幻冬舎)を実写化。北村さんは主人公の「僕」役を務める。明大前の飲み会で「僕」が一目ぼれする「彼女」を演じるのは、女優の黒島結菜さん。新入社員の「僕」の同期で後に親友となる「尚人」役で俳優の井上祐貴さんが演じる。
予告映像は、「16文字から始まった、沼のような5年間」という北村さんのナレーションで始まる。「俺といたらきっと楽しいよ」という言葉をきっかけに、デートを重ねるようになっていく僕(北村さん)彼女(黒島さん)は距離を縮めながら、僕はどんどん彼女にひかれていく。社会人となった僕は、同期の尚人(井上さん)と出会い、「人を楽しませる仕事がしたかったんだよね」と希望で胸に膨らませ、夢を語り合うも、「楽しいこと全部やっとかないと、何だっていつかは終わるよ」という言葉と共に消えていく花火がそれまでの幸せな毎日が一変することを予感させる。
彼女へ思いを伝えるべく、絞り出すように出した僕の「全部好き……」という言葉や、彼女を思い、泣き叫ぶシーンも収録。自分の気持ちには嘘を付けず、彼女の匂いがついたタオルを抱きしめながら、風呂場で泣きわめいて自暴自棄になり、行き場のない感情を吐き出す僕の姿なども収められている。