俳優の菅田将暉さんが8月27日、東京都内で行われたヤン・イクチュンさんとダブル主演する映画「あゝ、荒野」前編(岸善幸監督)の完成披露上映会に出席。ボクシングをモチーフにした同映画にちなんで、イクチュンさんとグローブでパネルを破って登場した菅田さんは「撮影中は鍛えていたんですけれど、衰えてたのか、一発で(パネルを)割れなかった。すごく恥ずかしかった。でも、映画の中ではちゃんと鍛えてます」といい、撮影当時の過酷な肉体改造を明かした。
映画は故・寺山修司さんの長編小説「あゝ、荒野」を原作に、現代に訴えるキーワードを取り入れ再構築し映像化。ボクシングジムで出会った少年院あがりの新宿新次を菅田さん、吃音(きつおん)と赤面対人恐怖症に悩むバリカン健二を、韓国映画「息もできない」で数々の映画賞を獲得したイクチュンさんが演じ、生まれも育ちも違う2人が共にプロボクサーを目指していく奇妙な友情を描く。前編が10月7日、後編が10月21日公開。
上映会には、菅田さんとイクチュンさんのほか、木下あかりさん、モロ師岡さん、今野杏南さん、山田裕貴さん、でんでんさん、木村多江さん、ユースケ・サンタマリアさんも出席した。