俳優の高橋一生さんが9月28日、東京都内で行われた映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」(二宮健監督、10月21日公開)の完成披露上映会に、主要キャストともに出席した。
この日のイベントには、123席の小規模の会場ながら、3715人の応募が集まったといい、高橋さんは、「そんな倍率の中でようこそいらっしゃいました」と笑顔を見せた。「今までの人生で最も輝いたときはいつ?」という質問には、「今ですね。登壇させていただいて(司会者から報道陣に)『フラッシュがあまりに強いからたかないでくれ』なんてアナウンスを聞いたのは初めて。フラッシュ、すみません」と報道陣に一礼し、会場の笑いを誘った。
映画は、二宮監督の商業映画デビュー作。29歳の売れない女優で、仕事の情熱も生きる希望もないオリアアキ(桜井ユキさん)は、毎日サーカス団でマジシャンの助手として、催眠術にかかるという演技を繰り返しているうちに、精神が徐々に摩耗していき、いつしか現実と妄想の境界が破綻を迎えようとしていた。唯一の美しい思い出は、恋人・カイト(高橋さん)との時間だった……という物語。舞台あいさつには高橋さんのほか、桜井さん、満島真之介さん、佐々木一平さん、阿部純子さん、二宮監督も出席した。