俳優の窪田正孝さんが6月2日、東京都内で行われた主演映画「東京喰種トーキョーグール」(萩原健太郎監督)のキックオフイベントに出席。イベントには原作者の石田スイさんもチャットで参加し、映画化について「万が一実写化するならこの人(窪田さん)がいいなと感じた」とコメント。オファーを受けた窪田さんは「生みの親である先生に、じきじきにこう言っていただけるのは本当に光栄」と喜び、「(オファーには)すごくびびって、先生がコメントを出してくれるからこそ、救われた部分がたくさんありました」と振り返った。
イベントは、六本木ヒルズ(東京都港区)の「YouTube Space Tokyo」で行われ、動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」で世界同時中継された。イベントには、萩原監督、大角正・松竹常務取締役映像本部長、同社の永江智大プロデューサーも出席した。
「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種(グール)をテーマにした石田さんの人気マンガ。2011~14年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年からは新章「東京喰種トーキョーグール:re」が同誌で連載されている。コミックスは累計2300万部以上を発行しており、14年と15年にテレビアニメも放送された。
映画版は、喰種が人間と同じように暮らしている東京が舞台。さえない大学生の金木研(カネキ・窪田さん)は事故で移植を受け、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生の霧嶋董香(トーカ・清水富美加さん)と出会うが、あんていくは喰種が集まる店だった。やがて、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの厳しい戦いが始まり……というストーリー。7月29日公開。