女優の蒼井優さんが1月8日、新国立劇場(東京都渋谷区)で行われた主演舞台「アンチゴーヌ」初日前会見に、共演の生瀬勝久さんとともに登場した。
見どころを聞かれると、蒼井さんは「劇中で、生瀬さんと二人だけのシーンが45分間ある。あそこは頑張りたい」とにっこり。生瀬さんは「僕は基本コメディーに出るイメージですが、今回は一切笑いを起こすことがない役。世間の方は『できるのか?』って思ってらっしゃると思いますが、できるんですよ!」と自信たっぷりで、「蒼井優さんと二人で、この舞台を演劇史に残るものにする自信はあります。見なきゃだめですよ!」とアピールしていた。
舞台はフランスの劇作家ジャン・アヌイの代表的悲劇作品「アンチゴーヌ」を演出家・栗山民也さんが演出。アンチゴーヌ(蒼井さん)は、反逆者として野ざらしにされていた兄の遺体に弔いの土をかけたことで捕えられてしまう。王クレオン(生瀬さん)は一人息子エモンの婚約者である彼女の命を助けるため、土をかけた事実をもみ消す代わりに、遺体を弔うことを止めさせようとするが、アンチゴーヌは「誰のためでもなく、自分のために」と、兄を弔うことを止めず、自分を死刑にするようクレオンに迫る……というストーリー。9~27日に同劇場の小劇場で上演される。