俳優の藤原竜也さんと竹内涼真さんが共演する映画「太陽は動かない」(羽住英一郎監督、3月5日公開)の本編映像と藤原さんの特別インタビュー映像が3月5日、公開された。
本編映像は、竹内さん演じる相棒の田岡が、大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けないところへ藤原さん演じる鷹野が救出に向かうが、船は徐々に傾きはじめ、天井から滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていく……というシーン。度重なる極限の状況に心身ともに追い詰められた田岡は、「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と、悲痛な表情で諦めかける。それを見た鷹野は「それでも生きろ!」と相棒であり、後輩である田岡に力強く声をかけ、決死の覚悟で救出を試みる……。
インタビュー映像では、当時の船内での撮影について藤原さんが振り返り、「久々に堪えました。堪えましたが、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と語っている。
「太陽は動かない」は、「怒り」「悪人」などで知られる吉田修一さんの同名サスペンスアクション小説(幻冬舎文庫)が原作。映画に先駆け、吉田さん監修によるオリジナルストーリーの連続ドラマが昨年5月からWOWOWで放送された。
映画は、「AN通信」のエージェント・鷹野一彦と相棒の田岡亮一が、司令塔である風間(佐藤浩市さん)から「全人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報を手に入れることを命じられる。24時間ごとに本部への定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれたチップの起動装置が発動し、解除の申請ができなければ5分で爆死するという、死の危険と隣り合わせの2人。権力者の誰もが欲しがる極秘情報をめぐり、世界各国のエージェントたちが命懸けの頭脳戦を繰り広げる中、襲いくる数々の困難を乗り越え、任務を遂行できるのか……というストーリー。