女優の紺野彩夏さんと久保田紗友さんがダブル主演を務める映画「藍に響け」(奥秋泰男監督、5月21日公開)の予告映像が4月15日、公開された。
映画は、月刊アクション(双葉社)で2013年9月号~2014年9月号に連載されたすたひろさんのマンガ「和太鼓†ガールズ」が原作。舞台はミッション系のお嬢様女子高。松沢環(紺野さん)は、裕福な家庭に生まれヒエラルキーのトップにいたが、父の会社が倒産し生活が一変。事情を誰にも言えず、行き場のない思いを抱えている。同級生の新島マリア(久保田さん)は、誰とでも明るく接することができる優しい性格の持ち主だが、交通事故で声帯を損傷し、言葉を発することができない。ある日、環は“音の振動”に導かれるようにマリアと出会い……。
永瀬莉子さん、板垣瑞生さん、小西桜子さん、山之内すずさん、茅島みずきさん、吉田凜音さん、川津明日香さん、筒井真理子さんらが出演する。
今回公開された予告編は、ミッションスクールに通う女子高生たちが礼拝堂で祈りをささげる姿から始まる。厳粛な雰囲気の中クラシックの名曲「威風堂々」の緩やかな旋律が流れ、生活の変化に戸惑い学校や友人との間に生きづらさを感じている環が、マリアとの出会いをきっかけに徐々に和太鼓にひかれていく。中盤では、キャストたちが撮影のために約3カ月間練習を重ねたという和太鼓を披露。事故で損傷した声帯のリハビリに自信を失うマリアや仲間へ強い言葉を投げかける環。それぞれの思いを抱えた少女たちが和太鼓を通じてぶつかり合い、それでも何かに夢中になり、新しい世界と自分を見つけようとする予告に仕上がっている。