NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第56回ギャラクシー賞」(主催:放送批評懇談会)のうち、視聴者の投票で優秀なテレビ番組を選ぶ「マイベストTV賞」を受賞し、番組に登場する“5歳の女の子”チコちゃんが5月31日、東京都内で開催された、贈賞式に出席した。チコちゃんは「超うれしいー!」と喜び、決めせりふの「ボーッと生きてんじゃねえよ!」を披露した。
共に登壇した、同番組の総合演出、河井二郞さんは「まさか視聴者を叱りつける番組で受賞できるとは。これからもボーッと生きてきたと実感していただける番組を作っていきたいです」と語った。
「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。今回のテレビ部門の大賞は「ETV特集『静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~』」(NHK)が受賞し、優秀賞を「dele」、連続ドラマ「オトナの土ドラ『結婚相手は抽選で』」(東海テレビ・フジテレビ系)などが受賞した。また個人賞に俳優の菅田将暉さん、テレビの新しいチャレンジを応援するフロンティア賞に単発ドラマ「スローな武士にしてくれ」(NHK)が選ばれた。