女優の菅野美穂さんが10月22日、東京都内で行われた日本語吹き替え版の声優を務めるディズニーの劇場版アニメ「ベイマックス」(ドン・ホール監督、クリス・ウィリアムズ監督、12月20日公開)の公開記念イベントに、俳優の小泉孝太郎さんと着物姿で出席。鮮やかな朱の着物姿の菅野さんは、同作が吹き替え初挑戦で「演技する部分では同じだけど、全く新しい経験をさせてもらった。監督の作品を見て世界観を勉強して、吹き替えに臨みました」と振り返っていた。
小泉さんも今回が吹き替え初挑戦で「画面の中にいるキャラクターのあるポイントを捉える感じが普段の仕事と違って、想像を超える難しさだった」と振り返り、「たった一言のせりふでも30テークとりましたし、その連続だったので久々に心が折れかけそうになりました」と苦笑混じりに明かした。この日は、来日したホール監督、ウィリアムズ監督も出席。菅野さんと小泉さんから、作品のキャラクター入りの法被をプレゼントされた両監督は大感激していた。
「ベイマックス」は、幼くして両親を亡くし、最愛の存在だった兄・タダシも謎の事故で亡くしてしまったひとりぼっちの天才少年・ヒロが、兄の形見で人々の心と体の健康を守るケア・ロボット「ベイマックス」と出会い、心の傷を癒やしながら悪の存在に立ち向かう……というアドベンチャー。菅野さんは、ヒロとタダシを女手一つで育て上げる母性愛に満ちたキャラクター・キャス役を演じ、小泉さんは兄・タダシを演じる。