タレントの中川翔子さんが3月12日、東京都内で行われた劇場版アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」5大都市試写会に登場。ゲスト声優として出演した中川さんは「"しょこたん"を消し去りたいと思って声優に挑んだ」と話すと主人公・孫悟空の声を務める声優の野沢雅子さんは「本当に消えてますよ、誰がやってるのかと思っているくらい。すばらしかった。可愛くて」と絶賛すると、中川さんは「もったいなきお言葉......」と声を震わせながらその場に崩れ落ちた。
ドラゴンボールは週刊少年ジャンプ(集英社)で84~95年に連載された人気作。今回の劇場版アニメ「神と神」は、作者の鳥山明さんが初めてアニメ版の脚本に協力し、魔人ブウとの戦いが終わった後の"空白の10年"のエピソードが描かれる。中川さんは悟空と激しいバトルを繰り広げる新キャラクターで、全宇宙の破壊をつかさどる神・ビルスが悟空のもとへ足を運ぶきっかけを与える"予言魚"を演じる。30日から全国公開。
舞台あいさつには白バイ女性隊員役でゲスト声優を務めるロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダリストの松本薫選手も登場し、登壇者に「世界に散らばる七つのドラゴンボールを集めると願いを叶えてくれる神龍(シェンロン)に願いをするとしたら、何を願うか?」という質問も。野沢さんは「地球のある限り、悟空と一緒に『ドラゴンボール』をやっていきたい」と答え、会場からは驚きの声がもれた。
中川さんは「『ベジータ様と息子のトランクスに私を取り合ってほしい』と、今まで思っていましたが、邪念は捨てて、野沢さんに不老不死になって悟空をずっとやっていただきたい」、松本選手は「無敵になりたい。でも婚期が遅れちゃうかもしれないから少し無敵な程度で」と話すと、司会のフジテレビの軽部真一アナウンサーは「だったら婚活でも無敵にすればいいんですよ」とアドバイスし、笑いを誘っていた。舞台あいさつの模様は、札幌、名古屋、大阪、福岡の映画館にも生中継された。(毎日新聞デジタル)