和月伸宏さんの人気マンガを俳優の佐藤健さん主演で実写化した映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)シリーズの最終章2部作「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」で、佐藤さんや新田真剣佑さんらが、“本気”のアクショントレーニングに励む特別映像が4月30日、解禁された。
同作で繰り広げられているアクションのほぼ全てを、俳優自ら演じている。「The Final」では、剣心のすべてを奪い破壊をもくろむ雪代縁役として新田さんが参戦。縁と斎藤一(江口洋介さん)が列車内で対峙(たいじ)し、警官たちを次々となぎ倒していくシーンでは、新田さんがパワフルでスピーディーな中国拳法を披露している。
また、腕力で敵をねじ伏せる相楽左之助役の青木崇高さん、バク転などを交えた俊敏で軽やかなアクションを見せる巻町操役の土屋太鳳さん、得意の剣を振りかざす斎藤一役の江口さんらが話題となっている。
アクション撮影について、佐藤さんは「このシリーズには特別な思いがありますし、今回は剣心にとって間違いなく最も重要なエピソードですので、自分のすべてをささげる決意で臨みました。シリーズで一番迫力のあるものにしたいと考えた時、“潔い”アクションシーンにするべきではないかというのが僕の思いでした。洗練されたアクションだけを濃密に凝縮して見たことのないものを作りたいと、大友監督とアクション監督の谷垣さんと、現場でゼロから作り上げていきました」とコメントしている。
「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな生き方を模索していく姿を描いた。1994~1999年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化もされた。
映画の最終章は2部作で、「るろうに剣心 最終章 The Final」は公開中、「The Beginning」は6月4日に公開。