士郎正宗さんのマンガが原作の人気アニメ「攻殻機動隊」をスカーレット・ヨハンソンさん主演で実写化したハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(ルパート・サンダース監督)の新映像が公開された。少佐(ヨハンソンさん)がビルの上から落下していくおなじみのシーンで始まる30秒の映像で、少佐の“片腕”バトー(ピルー・アスベックさん)に加え、片目にアイパッチを装備した「サイトー」とおぼしき人物の姿も登場する。
また不気味な芸者ロボットや「攻殻機動隊」シリーズには欠かせない多脚戦車も映し出され、マイケル・ピットさん扮(ふん)する革命家のクゼにより、少佐の顔のパーツが外される衝撃的なシーンも収められている。
「攻殻機動隊」は、近未来の電脳化社会を舞台に架空の公安組織の活躍を描いた作品。原作マンガは1989年から25年以上にわたって展開されている人気シリーズで、押井守監督が手がけた劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95年)、「イノセンス」(2004年)に加え、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」シリーズ、「攻殻機動隊 ARISE」シリーズも製作された。
実写版ハリウッド映画には、少佐の上司・荒巻役でビートたけしさん、オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役でジュリエット・ビノシュさんも出演している。北米では3月31日に公開され、日本では4月7日に公開される。