俳優の三浦貴大さんが主演、武田航平さん、咲妃みゆさんも出演する映画「やがて海になる」(沖正人監督)の本編映像の一部が10月10日、公開された。過去のわだかまりから鬱屈とした生活を送る修司(三浦さん)と、映画撮影のために故郷に戻った和也(武田さん)が久々の再会を果たす重要なシーンが収められている。
映画は、沖監督が生まれ故郷を舞台に、自身の実人生を投影した。ヒューマンドラマ。広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市。そこで生まれ、これまで一度も島から出ることなく暮らしてきた修司(三浦さん)は数年前、父親が突然死したことにずっと責任を感じ、島から離れずうだつの上がらない生活を送っていた。そんなある日、東京に出て映画監督として活躍している幼なじみの和也(武田さん)が、故郷の江田島を舞台に映画を撮ることをテレビで知る。同じころ、2人が思いを寄せていた同級生の幸恵(咲妃さん)も、そのニュースを見ていた。3人の人生が再び交錯する中、和也が監督する映画の撮影がスタート。それは亡くなった和也の母が遺した、ある願いをかなえるためでもあり……というストーリー。
修司、和也、幸恵の高校時代を、後藤陽向さん、市村優汰さん、川口真奈さんが演じている。主題歌はロックバンド「超☆社会的サンダル」が同作のために書き下ろした「おとなになったら」。
10月24日から全国順次公開。