スティーブン・スピルバーグ監督の最新作となる映画「レディ・プレイヤー1」(4月20日公開)の特別映像が2月1日、公開された。映像でスピルバーグ監督は、「原作を読んで驚いたのは、未来にも過去にも同時に行けたのです!」「原作者のアーネスト(アーネスト・クラインさん)と連携をとり、ビジョンを映像化しました」と語るなど誕生秘話を明かしている。
特別映像は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「E.T.」「インディ・ジョーンズ」などの映像から始まり、スピルバーグ監督とアーネストさんが「レディ・プレイヤー1」について語る様子が収められている。アーネストさんは「スピルバーグ映画で育たなければ、私は『レディ・プレイヤー1』を書けなかった。彼の作品は人生の一部です。彼と組むことは誰もが夢見る。その夢が実現しました」と話し、スピルバーグ監督は「アーネスト・クラインが描いた未来は、私が想像した未来と近かった」と語っている。
「レディ・プレイヤー1」は、アーネストさんのSF小説「ゲームウォーズ」が原作。舞台は、経済が破綻寸前の2045年。若者たちにとっては、想像したことが全て現実になるバーチャル世界の理想郷「OASIS」だけが希望となっていた。ある日、OASIS開発者から「広大なOASISのどこかに隠された宝の卵を見つけた者は、OASISの後継者となれる」という遺言が全世界に向けて発信される。主人公ウェイドは、全人類が参加するトレジャー・ハンティングに挑む……というストーリー。
劇中のOASISの世界には、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の車形タイムマシン・デロリアンなどスピルバーグ監督作品のアイコンのほか、日本生まれのアニメやマンガ、ゲームのキャラクターも登場する。昨年12月に公開された予告編に、ガンダムや「ストリートファイター」の春麗などが登場したことも話題になっている。