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お笑いコンビ「まえだまえだ」の前田航基さんが25日、東京都内で行われた映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」(成島出監督)のクリスマス最速試写会に登場した。主人公のクラスメート役で出演した前田さんは、「実は(主人公の)藤野涼子が好きという設定があるので、そこもちょっと気にしてみていただければ」と、少し照れながら、漫才の時とは違う16歳の“若手俳優”の顔であいさつした。
映画は、人気作家・宮部みゆきさんのが作家生活25年の集大成として10年をかけて書き上げた同名ミステリー小説が原作。クリスマスの朝、学校の校庭で14歳の生徒が飛び降り自殺をしたのをきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道が続き、次々と生徒たちが犠牲になる中、主人公・涼子が立ち上がり、一連の騒ぎの真相を探るため“学校内裁判”を開廷する……というストーリー。クリスマスが劇中で事件が起きた日にあたることから「最速試写会」の開催日に選ばれ、舞台あいさつには前田さんのほか、生徒役のキャスト12人が勢ぞろいした。
同映画の役名でデビューする主演の藤野さんは「藤野涼子役の藤野涼子です」と緊張気味に自己紹介。成島監督は「(生徒役キャストは)去年の12月からオーディションを始めて、長いトレーニングをしながら、本当にきつい道のりを歩いてきた。半年以上たってようやく夏にクランクイン。彼らは演技というか、もう(役)本人になっちゃってる」と、12人のキャストを絶賛していた。「ソロモンの偽証」は、2015年3月7日に「前篇・事件」、4月11日に「後篇・裁判」が公開予定。