巴亮介さんのサイコスリラーマンガを小栗旬さん主演で実写化する映画「ミュージアム」(大友啓史監督、11月12日公開)のアナザーストーリー「ミュージアム ‐序章‐」がWOWOWメンバーズオンデマンドで配信されることが9月8日、明らかになった。同作は、映画とは違うキャストとスタッフで製作され、監督はホラー映画「貞子vs伽椰子」などの白石晃士さんが務め、映画「64‐ロクヨン‐」シリーズにも出演した三浦誠己さんが主演する。映画の前日譚で、残虐な殺人を行う“カエル男”の猟奇性を描く。
公開された「ミュージアム ‐序章‐」の予告編では、豪雨の中、不気味に歩くカエル男の姿や、カエル男に娘を拘束されたジャーナリストの九堂仁(三浦さん)が、娘を救うためにカエル男の指示で女子高生を拉致し「親子愛の刑」と書かれた部屋に連れて行く姿などが収められている。
「ミュージアム」は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)で2013年7月から14年1月まで連載されたマンガが原作。カエルのマスクをかぶって残虐な殺人を行うカエル男と、妻子をターゲットにされた刑事・沢村(小栗さん)の攻防を描いており、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、実はそれはカエル男によって仕組まれたわなだった……というストーリー。
「ミュージアム ‐序章‐」は、3年前の「幼女樹脂詰め殺人事件」の取材に奔走していたジャーナリストの九堂(三浦さん)の前にカエルのマスクをした男が現れるところから始まる。「事件の秘密を教える。自宅に戻れ。」と書かれたメモを渡され、急いで帰宅した九堂は、娘の伊織(川島鈴遥さん)がカエル男に拘束されたことを知り、カエル男が指示することをすべて遂行しなければいけなくなる……という内容。森田想さん、細川佳央さん、河屋秀俊さん、中野英樹さん、奥野瑛太さん、宇野祥平さんも出演する。
10月1日にWOWOWメンバーズオンデマンドで全4話が配信され、全話を再編集し1本にした作品がWOWOWシネマで同13日午後9時から放送される。同14日には無料動画配信サイト「GyaO!(ギャオ!)」で全4話が配信される。