女優の松井玲奈さんが主演を務める映画「よだかの片想い」(安川有果監督、9月16日公開)の本予告が6月30日、公開された。
2018年に「ファーストラヴ」で第159回直木三十五賞を受賞した島本理生さんの恋愛小説「よだかの片想い」(集英社文庫)を実写映画化。
主人公は理系女子大生の前田アイコ(松井さん)。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃、そのアザをからかわれたことがあり、恋や遊びには消極的になっていた。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本の映画化の話が進み、友人の編集者・まりえの紹介で、監督の飛坂逢太と出会う。初めは映画化を断っていたアイコだったが、話をするうちに彼の人柄にひかれていく。飛坂への片思いを自覚し、不器用に距離を縮めていくアイコ。しかし、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという疑心暗鬼が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことになる。
飛坂を中島歩さんが演じるほか、織田梨沙さん、藤井美菜さん、青木柚さんらも出演する。