女優の吉永小百合さんの主演映画「いのちの停車場」(成島出監督、2021年5月21日公開)の特報映像が12月24日、公開された。本編映像初解禁となる。
映画は作家の南杏子さんの小説「いのちの停車場」(幻冬舎)が原作。日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族を描いたヒューマン医療小説で、映画は、「八日目の蝉」(2012年)、「ふしぎな岬の物語」(2014年)でなどで知られる成島監督がメガホンをとる。
東京の救命救急センターで働いていた、医師・白石咲和子(吉永さん)は、ある事件の責任をとって退職し、実家の金沢に帰郷する。これまでひたむきに仕事に取り組んできた咲和子にとっては人生の分岐点。父(田中泯さん)と暮らしながら「まほろば診療所」で在宅医師として再出発をする。院長の仙川徹(西田敏行さん)と訪問看護師の星野麻世(広瀬すずさん)、東京から咲和子を追いかけてきた野呂(松坂桃李さん)と共に、咲和子はさまざまな事情から在宅医療を選び、治療が困難な患者たちと出会い戸惑いながらも、まほろばのメンバーと共にいのちの一瞬の輝きに寄り添っていく。その時、最愛の父が倒れてしまい……というストーリー。