女優の二階堂ふみさんが3月2日、東京都内で行われた主演映画「蜜のあわれ」(石井岳龍監督、4月1日公開)の試写イベントに登場。高校生の頃に原作を読み、映画化を望んでいたという二階堂さんは、自身が演じた金魚をイメージした軽やかな赤の衣装で登場し、作品の魅力を語った。
この日は、国内外の作家や翻訳家、編集者と読者が集まる「東京国際文芸フェスティバル」の一環で開催された試写イベント。映画は、室生犀星の同名小説が原作。金魚から人間の姿に変貌する少女・赤子(二階堂さん)と老作家(大杉漣さん)、老作家の過去の女で怪しげな幽霊(真木よう子さん)の三角関係を描いている。俳優の永瀬正敏さんが金魚売り役で出演しているほか、高良健吾さんも芥川龍之介役で登場している。